2013年2月7日木曜日

ゆっくり読むのも悪くない。It's not so bad reading slowly.

昨年中頃から、ちびちびとペーパバックで小説を読んでいる。映画『食べて、祈って、恋をしてicon』の原作、"Eat, Pray, Love: One Woman's Search for Everything Across Italy, India and Indonesia "という本で、著者はElizabeth Gilbertという女性。イタリア、インド、インドネシアへの約一年の旅というか海外滞在を中心に綴ったノンフィクションなのだけれど、内容は全体がこの3つの国に、さらには各国の内容がそれぞれ36の話に分割されている。そう、3×36=108で、除夜の鐘を連想するけど、japa malas(インドの聖地などで人々が身につけているビーズつなぎ)のビーズの数にちなみ、「バランスをとった」そう。

で、現在わたしが読んでるのは106話の地点。正直、読み終わりたくない。半年ほどゆっくり、一日一話以下でなるべく辞書も丁寧にひいて読んできたからか、愛着が湧いてしまったよう。こんなじわっとゆっくりした読書、日本語ではなかなかできない。外国語だからこそ、ゆっくり、もしかしたらより深く読める、というのは別に今初めて知ったことではなくて、大学生の頃、先輩が言ってた言葉だったりするのだけれど、今回しみじみと実感した。

これを読み終わったら、また同じ著者の本を読もうかな、続編もあるし、と考えていたとき、そっかブログとかフェイスブックとかで何か書いてるかもと思いつき、調べてみると著者のwebサイトが。フェイスブックページもあって、いいね!してみたところ、かなり頻繁に情報が送られてくる。ノンフィクションのお話なので、登場人物たちの今が、小説の続きでもあるわけで、そんな「お話の続き」の出来事が文章で、さらには重要登場人物の写真などもみれて(!)嬉しい限り。本を読み終わっても、ある意味、物語を読み終わる心配はなくなった。

この本があって、それを読んでいるわたしがいて、そのことをこのブログに書き綴っているこのことも、この物語の続きのお話ともいえるわけで。こういう読書はいいなあ。

ちなみに、この本を読むにあたり、iphoneにいれた辞書アプリiconが大活躍。読んでるページの別のページにiphoneを置いて、辞書アプリをひく、というのが、どこにいても手軽にできたのがよかったよう。それと、映画→原作本の順に体験できたのも、両方楽しめてよかった。

今のわたしはゆっくりしか英語を読めない。でもだからこそ、オリジナルが英語のものは英語で読んでみるといいのかも。



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