2014年12月14日日曜日

働きながら学ぶ Learn while Working



今年の初めは「語学を仕事に繋げるにはどうしたらいいんだろう?」 と悶々と考えていました。

例えば、いつかは翻訳を仕事にするとして、そのためにはきっと少なくとも、
  1. 翻訳講座を受講する (スキルを上げつつ人脈をつくる)
  2. 翻訳会社 (エージェンシー) の試験 (トライアル) を受ける。合格したらそこで見習い的な仕事を始める。
という2段階が必要で、そのためには数年はかかるんじゃないかしらん? でもあれ、県内には翻訳の学校なんて見つからない。学校とエージェンシーがセットになった企業が理想だけど、ん、それだと東京か大阪か京都に行かないとだめ? ってことは、その前に他の仕事で上京と通学費用を稼ぐ必要が…。困ったなあ、ダメ元でもうトライアルを受けてみようかしら? でも専門分野も決まってないし、どうしたものか…。

と悩んでいた時に、たまたまgengoという翻訳エージェンシーのことを知りました。で、サイトをなんとなく見ていたら、"work+learn"というキャッチコピーがぐっと心に入ってきたので、軽い気持ちで受験。2回の試験を経てスタンダード (standard)」レベルの試験に合格! というのは今年6月の話で、以来この半年間はせっせと翻訳のお仕事をこなしました。

gengoによれば、この半年に私が訳した英単語の数は8万5000語以上。制限時間内に訳す必要があるので、ぎゅっと集中しながら英語を読み、同時に日本語を作文し、わからない言葉が出てきたら調べまくる、という感じです。通訳ほどではありませんが、英語を見たら、日本語を素早く紡ぐ瞬発力が鍛えられました。

幸い、英日翻訳の需要は高いようで、ジャンルを選ばなければかなりのお仕事があります。が、翻訳ばかりしてると、お仕事の原文である英語と、自分が書いた日本語ばかり読むことになり、我ながら精度というか、自分が書く日本語が変になってきたかも? と心配になることも。ただ仕事をこなすだけでは「翻訳の勉強」にはならないようだと実感したのは、つい一ヶ月ほど前のこと。

「働きながら学ぶ」ことの長所は、いろいろありますが、まずは在宅翻訳の現場を体験できたのがよかったです。どんな依頼があり、依頼する人々や企業、翻訳エージェンシーが何を求めてるのかが少しだけわかりました。また、自分のバックグラウンドが活かせる分野が何で、訳してて楽しい分野が何か、ということもなんとなくつかめました。

そして何よりもお金が入ってくるおかげで、翻訳の道具である「辞書」をある程度揃えられたのもよかったです。でも辞書は大切ですが、辞書さえあればよい翻訳ができるわけではないので、最終的には通信講座でもいいから翻訳講座を受講しようと計画中。

というわけで、結局、上に書いた2つのこと、1)翻訳講座受講と、2)トライアル挑戦は来年の課題です。ただ今年の締めくくりとして!?先日、gengoのプロレベル試験を受験しました。合格するにはノーミス、誤訳は一カ所あってもいけないそうです。結果がでるのは年末から年明けにかけて。さてさてどうなることやら。

1 件のコメント :

  1. Working as a freelance translator for a translation agency is something that offers a lot of free time for yourself and at the same time earning money.

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