2014年6月8日日曜日

Lang-8で英作文と仏作文、日本語の添削 English and French compositions, and Japanese corrections on Lang-8



Duolingoで鍛えられるのは語学の翻訳力と瞬発力のようなもの。その言語の基礎的な語彙と文法が学べます。が、語学の4つの基本要素、読む、書く、話す、聴くのうち、「書く」と「話す」の自発性というか、その人らしく言葉を組み合わせる部分までは対応できていません。

自分で書いた文章の正しさをチェックしてくれるサービスには、英文だと例えば、Gingerなどの機械翻訳ならぬ、機械的校正サービスがあります。Gingerは文法だけでなく、前後の文脈から判断して、ミスがないようにしてくれるそうですが、その結果が本当に英文として自然な文章なのかは微妙。また、文章を直してもらっても、どうしてそう直したほうがよいのか理由がよくわからないことがあります。

英文や仏文を書く練習をするには、独学とは別に誰かにチェックしてもらったほうがいいかな、と思い始めたところ、Lang-8という相互添削サイトを見つけました。日本語学習中のユーザーの文章を添削するとポイントがもらえ、ポイントがたまるほど、自分が投稿した外国語の文章(無料アカウントでは二カ国語まで)が目立ち、添削してもらいやすくなる、という仕組み。

他にも(添削してくれて)ありがとうポイントとか、ナイスな添削ポイントとか、要は、1.たくさん添削した人、2.添削スキルが高い人、3.感じがいい人、ほど、自分が書いて投稿した文章を添削してもらいやすくなります。ちなみに、添削できるのは、自分の母国語のみ。

というわけで、じゃあせっせと添削しよう♪と、とにかくやってみました。昨日一日で、英語ネイティブ、中国語ネイティブ、クメール語ネイティブ、イタリア語ネイティブ、ドイツ語ネイティブ、ロシア語ネイティブの人の日本語を添削。いろいろな内容の文章が読めて面白かったですが、これだけやるとかなり時間がかかりました。

そして母国語ながら、日本語の正しさの判断は結構微妙な問題というか、論理的に説明するのは難しいことが多いなと気づきました。わたしは日本語の先生ではなくて、単なる日本語ネイティブ。かなり感覚的な添削となります。

自分の添削スキルが低いと「ナイスな添削ポイント」はたまりにくいかもしれませんが、それはそれでいい経験。添削してもらう上での期待値というか、先生ではないけどネイティブな人にはどこまで出来るのか、を感覚的につかめたような気がします。それに、同じ文章を他の人も添削してくれる可能性があるので、そんなに気負わなくても大丈夫なよう。

英作文と仏作文のほうはというと、ごく簡単で短い自己紹介程度のものを3つアップしたところ、その日のうちに添削してもらえて有り難かったです。でも正直、日本語の添削を次々こなしつつ、英語やフランス語でなにか発信しようという気持ちにはあまりなりません。

ちなみに、とにかく自分の文章を添削してほしい!という人のためには、有料のプレミアムサービスもあります(月7ドル)。プレミアム会員になると、自分の投稿が優先的に表示されて目立つようになる他、広告表示がなくなるなどの特典があるそう。

とまあ、アカウント作ってから二日目、まともに使ったのはたった一日の体験ですが、Lang-8、なかなかよさそうな感じです。Duolingoと組み合わせると語学力アップに相当効き目のあるサービスかもしれません。


Lang-8の紹介動画(音声は英語)です。

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