2013年4月8日月曜日

テレビで語学 studying languages with TV

NHK テレビ おとなの基礎英語 2013年 04月号 [雑誌]

この春は「英語」からはじめよう、と決意した私の頭にまず浮かんだのは、NHKの語学番組をチェックすることでした。といっても、ラジオの語学番組はかなりボリュームがありそうなので(先入観かな?)、まずはテレビ番組をチェック。

結論から言うと「おとなの基礎英語」と「ニュースで英会話」がわたしにはよさそうな感じ。特に「おとなの基礎英語」はかなり気に入りました。

放送時間は10分と短いのですが、月曜日から木曜日まで毎日。番組中のミニドラマが内容的に面白く、簡単な単語しか使っていないものの、ほぼナチュラルなスピードで会話が進み、字幕がありません。で、そのミニドラマを観ている番組出演者たちのコミュニケーションがバラエティ的に面白く、テレビで独学してるはずなのに、英会話教室で仲間との会話を楽しんでいる感が味わえます。

現在はシーズン2のこの番組、シーズン1の時も何回か観たことがあったのですが、英語の語学番組なのに舞台がアジアだったのが新鮮でした。1) 中学校程度の文法とボキャブラリーで、発音を気にせず堂々と話すこと2) 世界中のいろいろな国の英語を教材にすること、がポイントなんじゃないかと思いますが、この2つはグロービッシュに通じるところがあります。

で、この春の舞台はニュージーランド。発音や用法がイギリス英語っぽいようです。ミニドラマの主人公で女性、ワーキングホリデイ中、という設定。番組サイトによると、6月以降はアジア・オセアニアが舞台になるそう。

自分で海外ドラマを教材にして英語を学ぶ場合と比較すると、ミニドラマを使った語学番組での学習はとてもラク。何度も自分で映像を止める必要はありませんし、辞書を使わなくても全部解説してくれるし、大事なところは英語字幕を出して、これまた解説してくれるし、といたれりつくせりです。ただしこの種の番組は、相性というか好みの問題があって、ミニドラマのストーリー展開や、出演者たちが好きになれなければ、ちっとも面白くありません。その点、この番組は少なくともわたしにとっては面白さの点でも合格です。

ちなみに、テキストを入手すると、ミニドラマのスクリプトが読めるようですが、入手するかどうかはまだ未定。番組観ながらノートをとるぐらいの感じで十分かも。


ニュースで英会話 2013年 04月号 [雑誌]

一度だけさらりと観たこの番組、講師の鳥飼玖美子さんの語りに釘付けになりました。英文を頭から美しくわかりやすく訳しおろすというんでしょうか、同時通訳の経験豊富な方だからこその職人芸を観た(というか、聴いた?)気分。

そして語学番組にもかかわらず、ニュースの背景そのものの日本語解説が充実、番組出演者がほとんど英語を話さない、のも面白かったです。同時通訳や翻訳など、日本語と英語、いったり来たりする感覚を身につけるのにもいい番組かも。ちなみに、英語ニュース自体はずっと英語字幕が出てる状態で紹介されるので、英語字幕を読む練習にもなりそう。

この番組はラジオ版もあるようで(というか、もともとラジオだけだったのかな?)、番組サイトも、テキスト(CDつき!)もテレビ版とラジオ版共通、しかもなんだかやたらと充実してるよう。

ちなみに、番組の最後は前回の課題単語を使った英作文の添削になっていて、熱心な番組ファンがたくさんいる気配を感じました。わたしはまずはこのテレビ版をさらっと観てノートをとるぐらいにしようかなと思ってますが、もっともっと深入りすれば、ニュースのことを英語で語る、そのための知識と姿勢が身に付きそうな番組です。


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