といってもすごく好きな文章で、訳すのも楽しかったです。そして柴田先生が絶賛する藤本和子さんの訳も紹介されていて、その訳がほんとすばらしい。わたしの中ではこれまで、柴田先生の訳がベストだったのですが、リチャード・ブローティガンのこの文章については、藤本和子さん訳のほうが好みとなりました(『翻訳教室』では、生徒の訳例と、藤本和子さんの訳と、柴田先生訳を比べ読みすることができます)。
そんなわけで、リチャード・ブローティガンの代表作『アメリカの鱒釣り (新潮文庫)
と、「アメリカ」を意識させるのもブローティガン作品の特徴なのかもしれません。『太平洋のラジオ火事のこと』ではアメリカのホコリ(誇りではなく、埃です)についてまで考えさせられましたし、『アメリカの鱒釣り』はタイトルにまで「アメリカ」が入ってます。
そもそもわたしにとっての「アメリカ」って、10代では
ってことは、もしかするとすごおく気の合う作家さんを見つけられる可能性も多々あるわけで。というのが、英語や翻訳を勉強するモティベーションになってます。翻訳ってほんと、深く物語の中にダイブするのにいい方法ですね。
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