2013年7月14日日曜日

サイレント"e"で終わる音節や単語のフォニックスルール phonics rules for a syllable or word ends with a silent "e"

先月、TOEICの勉強のかたわらフォニックスをざっと学んでいた際、一番面白い!と思ったフォニックスルールを今日は紹介します。子供だったら、英語の文字の音の「変身の術」を知ってわくわくするかも、なルールです :)

例えば、"hat"という単語の中の母音字、"a"の音は[æ]です。フォニックスでは基本、"a"があったら、[æ]と発音する、と覚えます。

がもちろんこのルールが当てはまらない場合もあります。例えば、"hate"という単語の中の母音字、"a"は[ei]と発音します。この場合、単語の終わりの"e"は発音しません。

今日のフォニックスルールはこのように、単語(より正確にいえば音節)の終わりが"e"の場合、"e"は発音せず、子音字の前の母音字は、アルファベット読みの長母音となる、というものです。

より具体的には次のようになります。

番号 文字 キーワード 発音記号 練習単語
29
a-ecake[ei]gate game cake
30
e-eeve[iː]Steve Pete
31
i-eice[ai]bike dive wine
32
o-erose[ou]hole rope rose
33
u-ecute[juː]cube June cute

上の表は『アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則 』のp.108の表と、『英語耳』のp.179のフォニックスの母音字のルールを参考にして作成しました。わかりやすいように、キーワードや単語は一音節のものを用いてあります。

ちなみに、語尾の"e"は「サイレント"e"(silent "e")」とよばれるそうです。

松香洋子さんの本には、"hat"と"hate"以外にも、母音字の発音の変身ぶりを感じられる例が挙げられています。例えば、"a"だと、
cap(帽子)⋯⋯⋯⋯⋯cape(マント)
rat(ねずみ)⋯⋯⋯⋯rate(割合)
fat(太った)⋯⋯⋯⋯fate(運命)
"e"については例が少ないそうで、ひとつだけですが、
pet(ペット)⋯⋯⋯⋯Pete(男の名)
"i"については、
pin(ピン)⋯⋯⋯⋯⋯pine(松)
bit(少々)⋯⋯⋯⋯⋯bite(かむ)
win(勝つ)⋯⋯⋯⋯⋯wine(ぶどう酒)
"o"については、
not(〜ではない)⋯⋯note(メモ)
ton(〜トン)⋯⋯⋯⋯tone(調子)
hop(はねる)⋯⋯⋯⋯hope(望む)
"u"については、
cut(切る)⋯⋯⋯⋯⋯cute(かわいい)
tub(ふろおけ)⋯⋯⋯tube(チューブ)
などなど。

意味からすると、全く関係のない単語ペアたちをこうして眺めるのはかなり面白く、このルールを知ってからしばらくは、英文を読んでも聴いても単語の綴りが気になるというか、書き出してはたのしむ日々が続いています。

で、発音バイエルもはじめた今は、長母音の発音に取組みはじめました。以前は長母音は長くのばす、あるいは二つの音を単に連結させる、ように認識していたのですが、松香洋子さんの本や『英語耳』には、長母音はそう単純じゃない、ということがかなり強調して書いてあったので、目下練習中というか筋トレ中。笑

それについては、また次の記事に書きたいと思います。

関連記事
短母音のフォニックスルール phonics rules for short vowels
フォニックス学習iOSアプリ、Simplex Spelling Phonics 1 Simplex Spelling Phonics, an iOS app for learning phonics
フォニックス phonics

0 件のコメント :

コメントを投稿

関連記事 by LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...