一方リスニングのほうはというと、例によってアメリカドラマ、Dr.HOUSE
といっても、依然母音には苦手意識があって…。というわけで、今回は、[ʌ]の発音。フォニックスルールでは、"u"の文字に対応するこの短母音、松香さんの説明では、
uの文字の短母音の音を出すには、「あっ! クモ!」とか、「あっ、ゴキブリ」というように、まずなにかにおどろいてみてください。びっくりしてるから、息をのむ感じで、喉の奥のほうで、「アッ」かな?ちなみに、フォニックスの練習単語は、"bud"、"tub"、"bug"です。
おどろく時に出す、短い「アッ」の音がまさにこのuの音なのです。(p.73,『アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則』)
一方、『英語耳』さんの説明では、見出し語が、
のどの奥から短く出す「ア」となっていて、発音のポイントは以下。
日本語の「ア」は、英語の母音に比べると、あまりあごを開かない位置で発音されますが、[ʌ]の発音に関しては同様にあごをあまり開きません。むしろ、日本語の「ア」よりもあごはやや閉じられています。日本語の「ア」に似ていますが、「ア」よりは少しのどの奥のほうで音を出すようにすると、うまく発音できます。また、短めに切れ良く発音するのもコツです。(p.66)さらに、[ɑ]や[æ]の区別については、
日本語の「ア」をそのまま使ってもかまわない音が[ʌ]です。[ɑ]や[æ]は口を大きく開ける発音ですが、それらに対して[ʌ]はそれほど口を開けない発音です。口を開ける度合いが小さいので、あごの大きな動作を必要とする[ɑ]よりは発音時間を短くして、歯切れのよい発音をすることが重要です。(p.66)[ʌ]は時間も短い、と。でもまず、口を開ける、開けない、というのが発音するときは大きなポイント。
ところであれ、今ふと思ったのですが、日本語だと大きな声を出すときに、口を大きく!なんて言いますが、英語の場合はどうなるんだろう?大きな声でも、[ʌ]は小さな口?
天才医師、Dr.Houseを主人公にしたドラマ。患者の嘘を見抜き(そのためには、患者の家にも押し入り)、不可解な症状を観察して(そのためには、患者は時に実験台のようになり)、推理小説のように病気の原因を突き止めます。個性的なHouseと周囲の人々との人間関係も面白い、日本ではそもそもありえないような医療ドラマ。
関連リンク
非円唇後舌半広母音 - Wikipedia
[ʌ]の発音を音でも確認できます。
[ʌ] - Pronunciation Tips - BBC Learning English
[ʌ]の発音についての動画です。後半部分には、[ʌ]を含む単語と[æ]を含む単語を比較して違いを説明しています。が、うーん、この動画でみると、[ʌ]と[æ]の口の開き具合はほぼ同じに見えます。ってことは舌の位置で違う音になってるってことかしら??
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