2013年6月11日火曜日

虫の英単語 English words meaning ”虫”

キョウカノコ、咲いた♪( ´▽`) で、おしりに縞模様のある虫が来てたんだけど、ミツバチ⁇ #flower #photo庭で、花の蜜をすってる虫をながめながら、この虫、蜂?ミツバチ?おしりに黄色と黒の縞模様があるし…、と考えていたところふと、「この虫なんだろう?」と誰かに尋ねるのを英語で言うとき、虫はなんて単語になるのかしら?と気になりはじめました。

"insect"に"worm"に"bug"と思いついたところで、いつものようにwelioで調べてみると、トップに出てきた、研究社新和英中辞典の解説がやたら詳しくて、しばし「エスキモーの人は雪を表す言葉をたくさん持ってるっていうけど、おなじように、英語圏の人はこんなにも虫を分類するのかあ!:o」と、英語に対する認識ががらっと変わりそうになりましたが、これは単に辞書をつくった人がはりきっただけかもしれない、と思い直して、ロングマン英和辞典 をひいて出現頻度情報を調べてみることに。

まず、研究社新和英中辞典では、「」の意味分類の最初のカテゴリーと、それに対応する英単語として、次の7つを挙げています。
〈昆虫, 羽虫〉an insect; a bug
〈蠕(ぜん)虫〉a worm
〈毛虫〉a caterpillar
〈蛾(が)〉a moth
〈鳴虫〉a cricket
〈害虫〉vermin (総称)
これらの英単語をロングマン英和辞典で調べてみると、"vermin"については、コーパス情報がありませんでした。つまりこの単語は出現頻度が低いのではぶくこととして、残った6つをコーパス情報とともに示すと、
  • insect - J2
  • bug - S2,J6
  • worm - J5
  • caterpillar - J8
  • moth - J7
  • cricket - J4
となります。J2など、Jがついてる単語は、JACET(大学英語教育学会)の8000語の語彙表にはいっているものを示し、J2は出現頻度の高い2000語の中にその単語がはいっていることを示しています。一方、S2は、話し言葉の英語で最も頻度の高い2000語のひとつであることを意味します。ロングマンコーパスは、話し言葉、書き言葉についてそれぞれ、頻度の高い3000語を選んでいますが、この6つの単語のうち、Sがついているのは、"bug"だけで、W(書き言葉で頻度が高い3000語のひとつであることを示す)がついたものはないので、「」を意味する英単語のうち、日常会話でもっともよく使われる英単語は"bug"であると思ってよさそうです。

と、同時に、それぞれの単語がどういう意味で使われることが多いのか、ということも気になるので、それぞれについて、ロングマン英和辞典で最初に紹介されている意味を調べてみると、
  • insect 昆虫
  • bug 小さな虫
  • worm (脚がなくて細長い)虫(ミミズ、ヒル、毛虫など)
  • caterpillar - いも虫、毛虫
  • moth - 蛾
  • cricket - コオロギ
となりました。ってことは、昆虫だとわかってて、脚も羽もあるけど蛾でもコオロギでもない小さな虫は、"bug"? 昆虫って言葉の学問的な感じをだすなら、"insect"かな?

というわけで、上の写真のような虫について、「この虫なんていうの?」を、昨日のオトキソを参考にしつつ英語で言うなら、"What is this bug called?"かな?

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