ちなみに、この本にも、そして、wikipediaのフォニックスのページにも書いてありますが、フォニックスが効果的な学習法なのかどうかについては長く議論が続いているものの、概ね効果は認められている、といったところのよう。
で、フォニックスとは何かというと、英語の文字や文字の組み合わせと、英語の発音との対応を組織的に教える教授法。といっても、英語において、発音と綴りの対応はおよそ75%。例外はたくさんあるわけですが、規則に従ったものに重点を置いて、発音記号を使わずに、あくまでも頻度が高い規則のほうに重点を置く。
101のルールを覚えるのにかかる時間は、ものすごく熱心な人で10日間、とあったのを、わたしは無理矢理一週間ほどで自分に詰め込もうとしました。するとまず、1)英語の発音がやたら楽しく、2)英単語をみると、どのルールがどれだけ適用するかを検証したくなる、という副作用(?)が出て来て、TOEICの勉強が楽しいような、解体されていくような心地になり、で、TOEICなボキャブラリーだと、かなりの例外があるようだ、と悟った時点で、受験勉強とフォニックスの併用を断念。しかしさらに副作用として、3)英単語の綴りをやたら間違えるようになる、という症状も出てきました。どうも、発音の記憶が間違っている単語については、綴り字も規則的に間違えるようになったよう。
でも単なる英語学習としては、1)発音がたのしい、のは悪くないことです。単語を見て、綴り時をみると、すぐに音、あるいは、発音するための筋肉の動きが記憶としてよみがえるこの感じは、遠い昔、日本語のひらがなを覚えたての頃、同じ絵本を何度も読み返してたあの感じに似てるかも?そして、意味を知っている、知らないにかかわらず、2)発音して試してみる、のは、知らない漢字の旁から音を推測するのに似てるかも?3)綴り方を間違える、のも、何か間違って覚えてるのが明らかになるわけで、悪くない傾向です。
というわけで、やりなおしの英語として、もう一度、フォニックスをやってみることにしました。今度は以前よりも時間をかけて。で、その結果、わたしの英語経験がどうなったか、どんな変化が感じられたか、をまたこのブログでレポートしてみたいと思います。
関連リンク
フォニックス - Wikipedia
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