2013年7月10日水曜日

フォニックス学習iOSアプリ、Simplex Spelling Phonics 1 Simplex Spelling Phonics, an iOS app for learning phonics

最近わたしが興味をもって身につけようと思ってるフォニックス。webで探しても日本語ではあまり情報がでてきませんが、"phonics"で調べてみると、例えばGoogleトレンドの結果を見る限り、相当注目されている言葉というか、調べている人が少なくないことがわかります。




ちなみに、"phonics"の「人気度」を世界的にみると、イギリス、アメリカなど、英語を公用語にしている国での関心が高いようです。英語の場合、言語を話したり聴いたり出来るようになってから、読み書きができるようになるまで、3ヶ月から3〜4年と日本語に比べて長い時間がかかることが関係しているのかもしれません。また、ディスレクシア(dyslexia,読むことの障害)の子供たちの割合も少なくなく、男児の約10%にものぼるといくつかの心理学論文で読んだことがあります。



そんな状況も関係してか、"phonics"学習アプリはものすごおくたくさんあって目移りしていたところ、一番上で紹介したGoogleトレンド関連ニュースで紹介されていたiOSアプリシリーズ、"Simplex Spelling phonics"がありました。教育関連のおすすめアプリとして数々の賞を受賞しているようです。 で、ダウンロードして実際に使ってみたところ、まずサクサクした操作感が素晴らしいアプリでした。単語学習アプリなどと同じく文字入力をすることになるのですが、キーボードの配置といい、操作音といい、たのしくできてます。正解すると、いちいち褒められるのも素敵です。笑

詳しくは上の動画をどうぞ。

以前紹介したフォニックス学習アプリに比べると、問題となる単語数が圧倒的に多いこと、音声がアメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語の3つから選べることが特徴です。フォニクスルールは短母音と母音に関するものが中心。単語の手がかりは絵ではなく、単語の発音と、その単語が含まれるセンテンスです。また、解答する単語の音をフォニックス的に分解したものをヒントとして、綴りと音の対応を何度でも確認できます。

ちなみに、問題となる単語(470の高頻度語)とフォニックスルール一覧はアプリ内でも確認できますが、webでも公開されていますので興味のある方はこちらをどうぞ。

このアプリは英語圏の子供のためにつくられているので、基本的インストラクションも設問もフォニックスルールの説明も全て文字を読むのではなく、「聴いて」確認することになります。わたしはこのアプリではじめて、聴いた音とフォニックスルールの知識で知らない単語を綴る、という経験を何度かしました。


わたしはまだ使ってませんが、このアプリには第2シリーズもあります。収録単語は650の高頻度語です。使用されているフォニックスルールと単語の詳細についてはこちらのページをどうぞ。
もっとフォニックス!という方には、さらに続くアプリもあります。収録単語は750の高頻度語。詳細はこちらをどうぞ。


上の3つは有料アプリですが、すこしだけ試してみたい方のために、無料のLite版もあります。
さらに。同シリーズにはフォニックスルールにあてはまらない高頻度単語、250をあつめたアプリもあります。
アプリとしてはなかなかいいお値段ですが、英語学習中の日本人にとっては、これらのアプリを使うことでフォニックスルールと一緒に高頻度語の音がしっかり記憶できるのがメリットかなあと思います(一緒に発音してみればなおよし)。このアプリを使ってる間はほんと、眼の前に英会話の先生がいるような感じですっかり頭が英語モード。よくもわるくも、単語の綴りはわかっても意味がわからないことが時折あります。例えば、"mane"(馬などのたてがみ)という単語、このアプリではじめて知りました。

参考書籍


関連リンク
PyxWise Software Inc.
Simplex Spellingシリーズの開発元のサイトです。

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フォニックス phonics
短母音のフォニックスルール phonics rules for short vowels
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