2013年7月6日土曜日

短母音のフォニックスルール phonics rules for short vowels

わたしにとって、なかなか耳では区別がつきにくかった、[æ]と[ʌ]の音、発音バイエルのおかげか、口の動きのイメージが記憶に刻まれつつあります。

実際の聴き分けについては、BBC Learning EnglishのPronunciation Tipsにあった、Similar sounds exercises:Unit4、[e]と[æ]と[ʌ]を区別するエクササイズを何度かこなすうちに、音の記憶も生まれつつあるような。

といっても、このエクササイズのように、同一人物が[æ]と[ʌ]の音のように、似た音を発音している場合は何度か聴くと区別できるようになるのですが、いろんな人が発音する場合は個人差もあって難しいなあと思います。発音バイエルを続けてたら、もっと違いがわかるようになるのかな?

さて。英語で、"a"、"e"、"i"、"o"、"u"の文字が出て来たとき、それぞれ、[æ]、[e]、[i]、[ɑ]、[ʌ]、と短母音として発音するのはどんな場合かというと、主に次の2つがあります(参考『英語耳 』P.179)。

  1. 単語の終わりが「母音字+子音字」 例:hat,pet,win,hop,cut
  2. 「母音字+重子音字」 例:happy,letter,dinner,bobby,summer

松香洋子さんの『アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則 』ではなぜか1番目のルールは明確に書いてなく、2番目のルールのみが本の後半部分に出てきます。子供に教えることを考慮して、おおまかなルールを前面に前面に出さず、個別のルールの体感に重きを置いてるのかも。

松香さんの本にしたがうなら、"a"をみたらまず、"apple"の"a"の音、という感じで覚えていきます。繰り返しますが、[æ]という記号は使いません。

が、もちろん、英語の"a"にはいろんな音があって、
例えば、aという文字には七通りの発音があるとされます。aの七変化です。ちょっと数えてみただけでも hat, cake, law, orange, about, car, care の七つの単語に出てくるaの発音は全部違います。(p.61 『アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則』)
この七通りの発音、松香さんの本をはじめて読んだ時はわたしの脳内の音の記憶がぼやっとしていたのが、フォニックスをざっと学んだ今では音と発音記号と口の動かし方の記憶が浮かぶようになりました。

ところで繰り返しになりますが、"o"を短母音として発音するときの音は、アメリカ英語では、[ɑ]、イギリス英語では[ɒ]あるいは[ɔ]。しばらくは[ɑ]の練習をしますが、口を大きく開けるのが苦手なわたしは、イギリス英語の音にしたほうがいいのかも、と迷いはじめてます。




関連リンク
円唇後舌広母音 - Wikipedia
[ɒ]の発音を音で確認できます。

円唇後舌半広母音 - Wikipedia
同じく、[ɔ]の音について。

[ɒ] - Pronunciation Tips - BBC Learning English
[ɒ]の発音についての動画です。


関連記事
英語の5つの短母音 5 short vowels in English
フォニックス phonics
[ɑ] の発音 pronunciation of [ɑ]
[æ] の発音 pronunciation of [æ]
[ʌ] の発音 pronunciation of [ʌ]

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