2013年5月16日木曜日

英語の発音分析iOSアプリ、SpeakAP an iOS app of English pronunciation analysis, SpeakAP

SpeakAP - Analyze Pronunciation - AventuSoft LLC SpeakAP - Analyze Pronunciation - AventuSoft LLC

TOEICリーディング対策に多読を、と、受け身な英語学習を続けるはず、だったわたしですが、たまたま見つけた発音分析&学習アプリ、SpeakAPのおかげで、急に真面目に発音練習をしてしまい、現在若干口回りが筋肉痛になってます。面白いです、このアプリ。特に、グラフとかデータ解析を見るのが好きな人にオススメ。


このアプリを起動すると、上のような画面が、現れます。まずは、一番上の”HOW TO USE”をタップ。



するとまず、英単語"avocado"での基本画面が現れます。基本操作は簡単で、
  1. 単語横のサウンドマークをタップすると、アメリカ英語の発音(男性と女性の場合があります)が聴けます。
  2. 単語下の”Record”をタップすると、録音がはじまります。0.5秒ほど間を置いて、発音してください。
  3. (同じ位置にあらわれる)"Stop"をタップすると、録音が終わります。ここでも、発音が終わってから0.5秒ほど間を置いてください。
  4. "Play"をタップすると録音した自分の発音が聴けます。
  5. "Analyze"をタップすると、録音した自分の発音の分析がはじまります。
ここで注意するべきは、0.5秒ほどの静かな間、を録音の前後に置くこと。どうやら、短すぎても長過ぎても、分析がうまくいかないようです。



分析が終わるとまず、発音の波形が現れます(画面下部、グリーンの波形)。これが、その上に表示されているお手本の波形(ブルーで表示)と近いカタチになればなるほど、アメリカ英語らしい発音、ということになります。どちらの波形も、縦軸は振幅、横軸は時間で、両波形のすぐ上には、この単語内で現れる音が順に並べてあります。また、それぞれの波形は、白い点線で区切られて、それぞれの音がどれぐらいの長さで発音されたのかが示されてます。

で、わたしの発音の場合、お手本に比べて、"v"の音の強さ、"k"の音の長さがちょっと足りないかな?なんてことが分かります。こうしたプロットの見方については、画面右上の"Score help"に詳細に書いてあります。あまりに詳しい(そして英語で専門的…)なので、このアプリのサイトの説明(こちらも英語)のほうがわかりやすいかも。



分析結果はまだまだ続きます。左へスワイプすると、お手本との類似度を示したスコアが表示されます。上から順に
  • 発音速度(speaking rate)- 発音の速度
  • 調音(articulation)- 発声器官の物理的・生物学的動き
  • エネルギー(energy)- アクセントとイントネーション
が、お手本度どれぐらいマッチしているかを示していて、わたしの場合は、発音速度と調音は比較的高いスコアがでてますが、エネルギー、すなわちアクセントとイントネーションがいまひとつ、ということがわかります。



さらに左へスワイプすると出て来るのが、エネルギープロット。これは音量の時間的経過でアクセント(stress)を示しているのですが、わたしの発音はお手本に比べ、ふらついているというか、強弱のめりはりがいまひとつなよう。



次はピッチプロット。音の高さの時間的変化を示したプロットです。お手本がゆるやかに右下がりなのに比べ、わたしの発音は真ん中にすこおしもりあがってから下降しているもよう。



最後はピッチの強さのプロット。ピッチの強さは知覚的なもの、すなわち、聴き手がピッチの感覚をどのくらいの強さで知覚するか、というもので、ピッチそのものとは独立しているそう。

と、ここまでがお手本を聴き→発音を録音して分析→結果から修正点をさぐる、というプロセスの基本。あとは、最初の画面に戻って、画面中央にある、"ANALYZE"を選択すると、単語リストが表示されるので(全217)、ひとつひとつ発音して分析して、を繰り返すことになります。わたしは最初の約30単語ほどをこなして平均スコアを出してみたのですが、どうやら全体的にエネルギースコアの項目、すなわちアクセントが弱いようでした。

と、あれこれ結果をだしてみて、筋肉痛になりながら思うに、最近英語をほとんど発音してなかったので、英語筋もおとろえて、安定した動き、安定した音が出ていないので、強弱や高低をはっきりさせるところにまで至ってないのかなあ、という気がします。

ところで、以前紹介した、TOEIC関連本の記事の中で、『超低速メソッド英語発音トレーニング 』という本について、
レビューを読んでみると、発音ができるようになると、リスニングもできるようになる、というようなことを書いている人がいて、それはそうかも、と思いました。
と書きましたが、今回それに似た現象として、発音の練習をさんざんした後、いつものようにアメリカドラマを英語で字幕なしでみてみたら、妙に聴き取れる気がした、ということがありました。

正しく発音するために、ものすごく真剣にお手本発音(アメリカ英語)を聴いた、っていうのがあったのかな?どうなんだろう?と気になっています。このアプリで217単語の分析をこなしたら、ドラマも聴き取れるようになるのかな?さらに、"Practice"の217単語をこなすと、もしかして相当リスニング力があがる?

か、どうかはわかりませんが、コツコツと続けてみようと思います。ちなみにただいまこのアプリは無料。興味のある方はぜひ使ってみて、もしよかったら感想を教えてください :)

関連リンク
英語の発音をプログラムで分析--発音練習用iOSアプリ「SpeakAP」 - CNET Japan

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