
そういえば、先週の「おとなの基礎英語」では、ファームステイ(farm stay)の終わりにバーベキューをする、という場面があり、「お肉を焼くのを手伝いましょうか?(Can I help you cook the meat?)」という表現が出てきました。この時にちょっと発見だったのが、英語の動詞、"cook"は基本、「火」と関係があるということ。
たとえば、『ロングマン英和辞典
cookは「(火・熱を使って)調理する」の意味の最も一般的な語(p.349)とあります。といっても、英語の場合、同じく「火」を使っても、熱を媒介する道具や材料によって異なる表現があり、オイルを使う場合は、
fry 揚げる、いためる、焼くお湯や汁を使う場合は、
stir-fry いためる
saute ソテーする
deep-fry 揚げる
boil ゆでる、ボイルする、煮る、炊く蒸気を使う場合は、
poach 弱火で煮る
simmer 弱火で煮る
stew 煮込む
steam 蒸すグリルを使うと、
grill, ((米)) broll じか火で焼くオーブンだと、
toast トーストする
barbecue バーベキューこんろで焼く
bake (オーブンで)焼く電子レンジだと、
roast ローストする
microwave 電子レンジで調理するだそう。つまり、「焼く」っていっても、場合によって、"fry"、"grill"、"barbecue"、"bake"などの表現があり、一般的には、"cook"。
じゃあ、「ピザを焼く」はどうなるかというと、上の写真のピザの場合、はじめはフライパンでオイルを使わず底面を強火で焼き、その後オーブンに入れました。あれ、フライパンを使ってオイルなしの場合はどうなるの?と、"fry"をさらに調べてみると、
Fry the pork for about ten minutes. 豚肉を10分ほどフライパンで炒めます。(p.652)という例文が紹介されてました。つまり、「オイルで」という意味だけでなく、「フライパンで」という意味があるのかしら?と、手元にあったロングマンの英英辞典、"Longman Dictionary of COntemporary English"(1987)の"fry"の説明を見てみると、
to cook or be cooked in hot fat or oil (p.419)となってます。やっぱり、"fry"は油が要なのかなあ…、オーブンだけにしとけば、"bake"一語であらわせたのに…、と思いつつweblioで"pizza"を調べてみると、用例に
make a pizza ピザを作る.とあります。そういえば今回は、生地をこねるところからやってますが、日本語で「ピザを焼く」っていうと、どことなく生地からつくってそうな感じが漂うような。つまり「ピザを焼く」の英訳は"make a pizza"でいいのかも。
んー、でも一応、焼くっていうと、火を使ってるのを強調してるわけだし、やっぱり、"cook a pizza"?
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