2013年5月30日木曜日

三浦さんのエベレスト登頂報道を、BBC、北國新聞、France24で読んでみた。i read the news that Mr.Miura reached the peak of Everest, on BBC, Hokkoku-Shinbun, and France24.



日本のテレビや新聞では、めいっぱい報道されている三浦雄一郎さん80歳でのエベレスト登頂報道、さすが世界最高齢なだけあって、BBC Learning Englishにも”Video Words in the News"の教材として登場してました。

"Video Words in the News"はその名のとおり、ニュースに出て来る単語や熟語を解説する番組。ニュース自体はとても短く、通常のニュースの要旨に近い長さなのですが、BBCはその短い文章の中に、81歳のネパール人男性が今週エベレスト登山を予定してること、そのため三浦さんの記録が"short-lived"(一時的、短期間)なものかも、と盛り込んでいるのが、印象的でした。

ちなみに、今朝の北國新聞(石川県のローカル紙)も帰国した三浦さんのコメントを紹介するなかで、このネパール人男性について触れてはいるものの、
81歳のネパール人男性が登頂を断念したことには「(登頂したら)秘訣を聞きたいと思っていた」と語った。
と、同年代の登山仲間としての尊敬だとか友好のような、なんだかあったかいものが感じられるような書き方をしています。同時に、登山者激増で環境破壊懸念を見出しに、ごみが散乱し「"富士山化"しつつある」エベレストの状況を紹介してました。

さて。最近、BBCとVOAのニュースを読み比べるのが面白くなってきたわたしなのですが、そういえばNHKだって英語の国際放送があるわけだし、もしかして英語だけで相当いろんな国のニュースが読めるのかな?と、例えばフランスをチェックしてみたところ、France24というサイトを発見。
FRANCE 24 gives a French perspective to international current events through diversity of opinions, debate and confrontation of viewpoints.
と、あるように、世界のニュースをフランス的視点で伝える、という趣旨のもと、フランス語、英語、アラビア語で記事が書かれています。

ちょうど、アメリカで9.11の事件があったとき、わたしはフランスにいて、で、そんなにフランス語がわからないながらも感じたのが、イスラム圏に対するフランスとアメリカ(と、どちらかといえばアメリカより?な日本)の温度差。それ以来、イスラム圏関連のニュースに興味を持ったときはできるだけフランスのものも読みたいと思い、つたないながらもフランス語をがんばって読んでいたのですが、こんな英語での国際ニュースもあったとは、とちょっとうれしい発見でした。

France24は三浦さんのエベレスト登頂も記事にしています。短いながらも、三浦さんの気持ちがよく伝わるし、三浦さんの経歴、家族のこと、ネパール人の Min Bahadur Sherchan(ミン・バハドゥール・シェルチャン) さんがそれまでは最高齢での記録保持者(76歳で登頂)だったことがわかる、読みやすくわかりやすい英文な気がするのですがいかがでしょう。
Japan man, 80, scales Everest, sets record - FRANCE 24
一方、BBCのニュース記事はこちら(動画つき)。France24の記事に比べると、三浦さんの体調に触れていること、ネパールのシェルチャンさんのことが強調されているような気がします。
Japanese 80-year-old claims Everest record - BBC News
そして。シェルチャンさん側の事情から書いてる記事はないかしら、と、シェルチャンさんのフルネームを英語で入力してみたところ、トップに出てきたのが、The Australianの次の記事でした。
Nepalese climber Min Bahadur Sherchan, 81, quits Everest attempt - The Australian
シェルチャンさんが今回の登頂を断念したのには、まず資金問題があって、それが解決したときには天候が悪くなり、という事情があったもよう。こうしたプロジェクトは本人の体調に加えて、周囲のサポート、資金、天候、とさまざまな要因が関係してくるんだなあと、考えさせられる記事でした。

それにしても、三浦さんと、シェルチャンさん、写真でみると、日焼けした肌の色と眼の輝きのせいか、すごくよく似てるような。どちらも山好きなアジアの80代(octogenarian)のおじいちゃんだから、当然?

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2013年5月29日水曜日

美容と語学 beauty and language study

語学を勉強する理由はたぶんひとそれぞれ。例えばわたしの最近の英語ブームは、2011.3.11の震災後の日本の原発関連報道に大きく影響されてます。なんだかしみじみと、ニュースってそれぞれ偏りがあるんだなあ、国内の事件についてのニュースでも国外のニュースをチェックすることで別な視点が得られたり、もしかしたら真実に近づけるかもしれないんだなあ、いざというときは複数の言語を読める人になりたい、せめて英語は!と実感させられた出来事でした。

だったらニュースをひたすら読んだり聴いたりしてればいいような気もしますが、英語教育にも興味があったり、言語系の心理学にも興味があったり、海外のドラマや映画も大好きで、とあれこれ目移りしつつ迷走中。でも基本、読んだり聴いたり、受け身の語学でいこうかと思っていたのが、「リスニング力の向上には発音が大事!」説も気になるので、発音も意識するようになって、ますます混沌としています。

が、発音練習をしはじめてから気づきました。なんか肌の調子が良くなってる?口回りの筋肉を動かすようになったし、腹式呼吸も意識してるし、血行がよくなったのかも。

と、美容と語学、わたしだと両者の関連について思いつくのはこれぐらいなのですが、先日衝動買いした、美容本『読むだけで思わず二度見される 美人になれる』には両者の関係についてもっと大胆な記述が。
ハーフ顔になるにはまず語学
素顔をハーフ顔にしたい!という人のために、実はあるんです、整形よりも完成度が高くってナチュラルな方法が。
 それはなりたい顔の言語を学ぶこと。うそのような話だけど、今までこの方法で、素顔が外国風になった美女たちをたくさん見てきました。だからこそ自信を持っておすすめします。
 言葉は顔の骨格を形成する重要な要素です。言語によって口の動きは異なりますので、使う顔筋によって、顔の印象が左右されます。特に顔の下半分の形が独特の雰囲気を作り出します。(p.83)
んー、言われてみればそういうことあるのかも。第一次英語ブーム時のわたしは、留学のち英会話に通い、それ以外にも英語で話する友人たちがいて、日本人の友達複数に「外人」とよばれてたような記憶が。その後、フランス語を日仏学院で習い(でもあんまり話せなかった)、仕事でフランスからの学生や先生たちとつきあい(英語メインで時々フランス語)、ある日、東京での講演会の付き添いで、イスラエル人、インドネシア系ドイツ人、フランス人の学生(だけどルーツ的にはハーフな人々)を築地に連れていってお寿司を注文しようと、その多国籍な面々で話し合い(英語とフランス語と日本語のちゃんぽん)、さて、お店の人に「日本語で」話しかけたらば、「おねえさん、何人?」と衝撃の返答が…。

日本語の発音への切り替えがうまくいかなかったのかなあ、なんてその後思ったりもしてましたが、もしかすると、顔の下半分が国籍不明になってたのかも…( -e-)

あれから10年が経過。あんまり外国語は発音してなかったし、きっとわたしの顔の下半分は純日本人に戻ってるはず。最近ちょっと英語の発音してるけど、小学生から英語を学ぶ時代だし、このぐらいならきっと「いまどきの日本人顔」になれるはず!?

読むだけで思わず二度見される 美人になれる 神崎恵

ちなみに、本の帯に「自分史上最高の美人になる方法」とあったのが衝動買いの決めてでした (- - ;

2013年5月27日月曜日

TOEIC新公式問題集 vol.5、練習テスト2を解いてみた。i tried the second test of the official workbook vol.5 of TOEIC.

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

TOEIC受験まであと一ヶ月になったしそろそろやってみよ、と、先日『TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉』の後半部分、練習テスト2、をやってみました。

結果は、というと、点数的には前回の練習テスト1とほぼ同じ。正確には若干点数が下がってしまったという、残念な結果でした > < 素点でみると、リスニングセクションが、練習1では90点だったのが、練習2では89点に、リーディングセクションは練習1では81点だったのが、72点に…。

と、この結果をみた直後は、『英語教材完全ガイド』に載っていたリーディング対策本にすがりたいような心持ちになり、究極のゼミ千本ノックをやってみる?それとも特急に乗る?という気持ちになりました。

でも、冷静にこの一ヶ月を振り返ってみると、リスニングはいつもどおりで、リーディングはあんまりしなかったし、唯一この期間に力をいれてやったのはiKnow!での単語と熟語のじっくり勉強を週3時間。iKnow!をやってる分、勉強してる気持ちになって、英文を読む量は若干減ってたかも。だったらまあ当然の結果かもしれません。

一方、iKnow!での練習テスト1の復習や、TOEIC対策ボキャブラリーの勉強は今回役に立たなかったかというとそうではなくて、「あ、この単語、以前は知らなかったけど今はわかる!」とか「練習1で覚えた表現だ!」というのがちょいちょいあったので、無駄ではなかったと思います。ただちょっと微妙だったのは、最近は日英をいったり来たりしながら覚えてるのが習慣化してるせいか、日本語を思い出さなくてもいいのに、読みながら日本語が頭の中に浮かぶことがしばしば。これはちょっとタイムロスにつながったかもしれません。

と、いろいろ思うことはありますが、今回もじっくり復習して、iKnow!にわからない単語や熟語をカスタムコースつくって、はやろうと思います。そしてもう、受験日までは日曜日はTOEIC!ぐらいの気持ちで、また別の公式問題集を解いてみようかと思い、早速『TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉』をポチりました。

今回、練習テスト2を解いた後に、なんでわたしはTOEICを受験するんだっけ?とあらためて考えてみたところ、まずは「TOEICを知りたい 」という好奇心が第一の理由だと思い至りました。どんなテストで、どんなボキャブラリーや文章が出て来て、実際に英語を使う場面では、特に何に役に立ちそうなのか。公式問題集+何度かの受験でそれが実感できたら、場合によってはモティベーションも上がるし、それなりにスコアもアップするかも。で、それをシェアというか、そういう情報が欲しい人とシェアできたら本望です。

ところで、以前問題だった眼の痛みは目薬と眼鏡で相当改善したのですが、最近ブログ記事をたくさん書いているせいか、2時間座りっぱなしでテスト問題を解いてると肩や首こりが妙に気になる自分を発見( -e-)でもブログ書くの好きだし、PCに向かう分、ヨガなどで身体の調整もしていかねば、と、気分がちょっと受験生な自分が嬉しかったりするアラフォーなのでありました♪

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2013年5月26日日曜日

ドラマ『チャック』で動画配信サービス比較 comparing video distribution services by watching the American drama "CHUCK"

CHUCK / チャック 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス [DVD] huluでなんとなく観始めたアメリカドラマ『チャック』、はじめの数話はそんなに面白さを感じなかったにもかかわらず、だんだんとのめりこんでいき、配信中のシーズン3を観終わると続きが観たい気持ちがとまらず、huluアカウントをホールド。他の動画配信サービスをチェックして、シーズン4を観始めてしまいました :p

CIA系のドラマや映画はそもそも好きなのですが、そのアクションのクオリティを保ちつつ、ファミリー&オフィス&オタクコメディの要素もはいってるこのドラマ、すごく好みです。あまりに好きなので、iKnow!ではこのドラマに出てきたセリフをそのまま使ったカスタムコースをつくり(著作権の問題があるので、公開はしてませんが)、ドラマのはじめから字幕なしで2回目を視聴。

これまでも新しいシーズンがhuluに来るのを待ちつつ、2回目を字幕なしで観る、というのはやったことがありましたが、それでも面白く観れて、かつ、続きが観たくて、他のサービスをチェック、というドラマはこれがはじめてでした。

『チャック』の場合、毎回アクションとコメディが楽しいだけでなく、全シーズンを通じてゆっくり謎解きしていく部分があるのも魅力。そしてhulu以外の動画配信サービスを一度は試してみたい気持ちもあり、わたしはリサーチを開始しました。で、まずはINTERNET watchに、
定額制が急増! スマホ&テレビで楽しめる動画配信サービス
というリンク集記事をみつけたので、素直にこれに従うことにして、片っ端から、わたしの視聴環境(MacOSもしくはiOS)に対応して観れる『チャック』のシーズン4がないか調べ、あれば価格をメモし…、で行き着いた先は、【ワーナー・オンデマンド】WB公式動画配信サービスと、U-NEXTでした。

ワーナー・オンデマンドは、会員登録無料。そして『チャック』のシーズン4、第1話は無料で観れますが、さらに観たい場合はポイントを購入する必要があります。標準画質で1話200ポイント、高画質だと1話250ポイントで、48時間のレンタルとなりますが、ポイントの買い方や、ドラマを何話もまとめて観るなどすると若干お得に。

一方、U-Nextのビデオ観放題サービスは月額料金1990円。ただし、16日間は無料で試すことができます。動画作品によっては、さらに追加料金が必要なものもあり、『チャック』のシーズン4だと、第一話は無料で観れますが、それ以降は1話210円(48時間レンタル)。複数話、シーズン半分、シーズン全部、など、まとめ買いすると若干の割引が。ちなみに、お試し登録者には最初に500ポイント(500円分)が付与されます。

両者を比較すると、U-Nextのお試し期間中に限っては、価格的にU-Nextがお得なのですが、ワーナー・オンデマンドは、PCのストリーミング速度を測定できたり、レンタルの際に2種類の速度から選択できたりするのが、U-NEXTに比べて、サービスがきめ細やかで視聴も快適な気がしました。

そして語学学習者にとってちょっと残念なのは、ワーナー・オンデマンド、U-Nextの両サービスとも、英語字幕がないのはもちろん、日本語字幕を消せないことと、huluのように短時間だけ戻して繰り返しみるためのボタンがないこと。他のサービスを使ってみたことで、あらためてhuluの快適さというか、よいところがわかった気がしたのでした。

現在シーズン4の第4話までを観てかなり満足。あとはちびちびとワーナー・オンデマンドで観るか、DVDレンタルを利用するか、思案中です。はやくhuluに来てくれるといいんだけど、まだしばらくかかるような予感。



関連リンク
CHUCK/チャック【公式サイト】
CHUCK - NBC official site

2013年5月24日金曜日

『英語教材完全ガイド』を読んでみた。 a review of "English teaching material PERFECT GUIDE"

【完全ガイドシリーズ018】英語教材完全ガイド (100%ムックシリーズ)

このブログをはじめてからというもの、ちまたにあふれる英語教材の海に溺れそう…いや、好奇心が刺激されっぱなしのわたし。わたし自身の第一次英語(英会話)ブームは約20年前だったりするので、ほんと今って音声も動画も英会話も全部自宅でPCの前に座って無料、もしくは格安で手に入ってしまうのかあ、とびっくりなのでした。

といっても、これだけたくさん、お手軽な英語教材があると選ぶのが大変。あるいは他に目移りせずに、自分が選んだいくつかの教材をしっかりこなす、のはもっと大変な時代なのかもしれません。とまあ、迷える(?)わたしは好奇心に負け、『英語教材完全ガイド 』を読むこととなりました。英語教材が氾濫する背景などもわかり、面白かったです。

さて、まずは気になるTOEICについて。この検定試験の教材はなぜこんなにもたくさんあるのかというと、1979年の開始以来、受験者数が順調に増加して、今では年間200万人を突破したとのこと。200万人て多いのはわかるけどどれくらいかなあ、と実感が持ちたかったわたしは、自分が住んでいる石川県の人口と比べてみることにしました。現在、石川県の人口は、というと、



約115万人。てことは、TOIECの一年の受験者数は、石川県の人口の約2倍!?

しかもその約半数(つまり石川県の人口ぐらい)の人が団体特別受験制度を利用。つまりは、企業で昇進などのため、なかば義務化して受ける人も多い試験のようです。

当然、この本ではTOEIC対策本の解説が充実。10〜400点、400〜730点、730点〜990点の3つのスコアレベルごとに、対策とおすすめ教材を紹介しています。気になる、730点〜990点をチェックしてみると、
成績表(アビリティーズメジャー)を活用して弱点分野を狙い打て
とアドバイス。近年の受験経験がないわたしは成績表はもちろん、細かな弱点まではよくわからないのですが、おおまかにはリーディング対策がしたい。となると、本試験以外でも苦手分野を割り出せるとして、次の本が紹介されてました。

TOEICテスト究極の模試600問 ヒロ前田

TOEICって既に公式問題集があるのに、さらにこんな模試タイプの本があるなんて…。参考書では初の試みだそうですが、どれだけTOEICを研究したらこうした本が書けるのか、そっちのほうが気になったりします。

ともあれ。あとはリーディングセクションの弱点別に3冊が紹介されてました。まず、a)推察力および大意を把握する力b)具体的な情報の抽出能力c)文脈を捉える力および情報を関連づける力、の3つが弱い人には以下の本を紹介。

TOEIC(R)テスト究極のゼミPart 7 ヒロ前田

あ、この本、書店でみかけて「ここまでポイントを特化してTOEIC対策するの?」とびっくりした覚えがあります。でも例えば会社の事情でどうしても短時間で900点以上とらなきゃ、という人にはいいのかも…。

次に、d)語彙力、が弱い人には、次の本を紹介。

1日1分レッスン! 新TOEIC TEST 千本ノック! 5 (祥伝社 黄金文庫) 中村澄子

タイトルにある、「1日1分レッスン!」に戦慄のようなものを感じるのはわたしだけでしょうか。文庫本というサイズもあわせると、通勤時間に電車で1分、ランチタイムの休憩の合間に1分、そんな読書スタイルが伝わってきます。

最後は、e)文法知識および文章構成能力、が弱い人向けの本を紹介。

新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編 花田徹也

これもタイトルが忙しそうな感じというか、なにも特急に乗せなくても…。

この3冊、TOEICを定期健康診断のように受ける環境にある人が、高得点を一応とっておきたい、そんな背景がみえかくれしてきます。で、紹介しておいてなんですが、そういう環境にないわたしにとっては、いまひとつ魅力が感じられない本たちなのでした。

しかしこの、「なにがなんでもTOEIC」な風潮(?)は一方で、「頑張らない」をキーワードにかかげた英語学習本たちをも生み出しているそうで、そうしたトレンドの中に面白そうな本を発見。

笑う英会話―参考書や英会話本に載っている 草下 シンヤ, 北園大園
英語参考書や英和辞典に掲載されている、摩訶不思議でシュールな例文を紹介。"迷文"に合わせた脱力系イラストも笑いを増幅。(p.31)
すごく気になります。書店でみかけたら間違いなく手にとりそう。笑

第二弾も発売されているとのことでチェックしてみたところ、表紙だけで笑いました…。笑

笑う英会話 2 草下 シンヤ

せっかく文庫本サイズのこの本ですが、思わず吹き出すおそれがあるので、電車では読めない、かも。そして職場で休憩時間に読んだら、話のタネになるかも?


その他、オンライン英会話の体験談、発音に効く英語教材、リスニングの鍛え方、英語関連検定各種の紹介などなど、わたしにとってはとても面白いガイドブックでした :)

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2013年5月22日水曜日

iKnow!を使いはじめて一ヶ月の感想 a review of iKnow! after using the system for a month.

この春、iKnow!での単語学習をはじめて一ヶ月が経過しました。わたしがこのサービスを使うのはこれが初回ではなかったこともあり、数日前に累計学習時間が40時間となりました。身に付いてるのかどうかはよくわかりませんが、こういう「頑張ったねシール」みたいなものをもらうのは、おとなになってもちょっと嬉しい気がします。笑

で、英語教材としてのこのサービスはどうなんだろう?と考えたときに、いくつか感じるところがあったので以下、書いてみます。結論からいうと、日本語も意識しつつ英語を勉強したい今のわたしにとっては魅力的な音付き&スケジュール機能つき単語帳サービスです。価格も長期で使用する場合はお手頃かと。


システムが「単語の学習完了!」とみなすまでものすごく時間がかかる。


学習をその経過をチェックしながらスケジューリングして、しつこく復習させてくれるのがこのシステムのよいところでもあるのですが、ふつうに使っているとかなりの長期計画になります。

例えば、先月TOEICの公式問題集の練習テスト1をやってみて、意味がわからなかったり、不確かだった91の単語と熟語についてつくった以下の二つのカスタムコースは三週間たってもまだ終わりません。既に約5時間ほど学習してるのですが、さらに1週間(!)ほどかかるとのこと。というわけで、短期間での詰め込み学習をしたい人にはこのシステム、よくもわるくも向いてない気がします。




英語と日本語を行ったり来たりしながら学習する。


iKnow!では、英単語を表示するとすぐに日本語の意味が、英文を表示するとすぐに和訳が、というように、英語と日本語をセットにしながら学習が進んでいきます。また、英単語や熟語の意味としての日本語単語の数は、覚えやすいようにという配慮からか、たいていひとつか二つ。

そもそも単語帳というのはそういうものかなあ、とも思いますし、基本はこれでいいと思うのですが、英会話学習をしたい人の場合だと、日本語が英語をじゃましてしまう覚え方になるかも。英単語の本来の意味の幅がせまくなって日本語単語に置き換えられてしまうといいますか…。自分の中の英語モードを強めたい場合は、カスタム機能を使って単語の意味も英語にしておくといいかもしれません。

基本画面には発音記号がない。


iKnow!は英単語も例文も、音がついているのが魅力。カスタムコースで、自分が入力した例文の音を再生してもらうにしても、男性と女性、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア英語と、さまざまな英語の音が選べます。が、いざ、新しく出て来た単語を発音しようとすると、基本画面に発音記号がないために、音をきいてまねる、というよくもわるくも原始的な(ナチュラルな?)やり方をとることになります。

わたしの中で発音ブームが起こるまでは発音記号についてはまるで気にせず、自分でも時々発音したりしなかったりでしたが、「発音やり直し気分」が高まってる今は、なるべく発音記号をチェックしたく、辞書で調べてノートに書いたりしはじめて数日が経過。ん?、こういう気持ちのユーザーさん他にも多いかも、とiKnow!のFAQをチェックしてみたところ、ありました。ユーザーさんたちからの要望が多かったので、機能を追加したそう。


とまあ、他にも、実は機能があるのにわたしが知らないだけかも、もうちょっとカスタマイズできるのかも?と、やっと気がつく余裕ができてきた一ヶ月目でした。ともあれ、一ヶ月使うと、習慣になりますね。もしかしたら、それが一番の収穫かも。

関連リンク
iKnow!でTOEIC単語学習 studying TOEIC words with iKnow!

2013年5月20日月曜日

ハイチでコレラ流行 cholera epidemic in Haiti

TOEICのリーディング対策に、とBBC Learning Englishの”Words in the News”を多読するはず、だったわたしですが、内容の濃さに正直圧倒されてます。短くわかりやすい記事で「!」となるので、もっと知りたくなって、BBCの関連ニュースをチェックし、さらにVOAでも同じトピックがないか探し、さらには日本語でのニュースはどうなってるの?とチェックする流れ。

これって、リーディングの勉強なのか、なんなのかわかりませんが、多読になることは確かです。でもTOEICってこんなニュースっぽい文章ってなかった気が…。

ともあれ、いくつか読んだ中で、誰かに言いたくなってしまったのが、”Haiti cholera victims threaten UN”という、ハイチのコレラ流行とその責任問題についての記事。冒頭の部分にあるサマリーは以下です。
Victims of the cholera epidemic in Haiti have given the United Nations a 60 day deadline to start talks about compensation or face legal action. The victims, including the families of 8,000 dead and hundreds of thousands of people who have fallen sick, accuse the UN of allowing soldiers to pollute Haiti's water supply with cholera.
先週、この文章をざっと読んだときは、数々の疑問が湧きました。
  1. ハイチ(Haiti)ってどこだっけ?
  2. コレラ(choloer)ってどんな病気だっけ?
  3. United Nationsってえっと…?
  4. 8000人も亡くなってたら大ニュースだよね…。全然知らない気がするのはわたしがニュースに疎いから?

まず、ハイチはどこにあるのかwikipediaで位置を確認。
ハイチ共和国(ハイチきょうわこく、ハイチ語: Repiblik d Ayiti、フランス語: République d'Haïti)、通称ハイチは、中央アメリカの西インド諸島の大アンティル諸島内のイスパニョーラ島西部に位置する共和制国家である。東にドミニカ共和国と国境を接し、カリブ海のウィンドワード海峡を隔てて北西にキューバが、ジャマイカ海峡を隔てて西にジャマイカが存在する。首都はポルトープランス。
ふむふむ、中央アメリカの国。イスパニョーラ島の西部。

次に、コレラwikipediaでチェック。
潜伏期間は5日以内。普通は2~3日だが、早ければ数時間である。症状が非常に軽く、1日数回の下痢で数日で回復する場合もあるが、通常、突然腹がごろごろ鳴り、水のような下痢が1日20~30回も起こる。下痢便には塩分が混じる。また、「米のとぎ汁」のような白い便を排泄することもある。腹痛・発熱はなく、むしろ低体温となり、34度台にも下がる。急速に脱水症状が進み、血行障害、血圧低下、頻脈、筋肉の痙攣、虚脱を起こし、死亡する。極度の脱水によって皮膚は乾燥、しわが寄り「洗濯婦の手 (指先のしわ) 」、「コレラ顔貌」と呼ばれる特有の老人様の顔になる。
ここで、ドラマ「JIN -仁-」のエピソードを思い出しました。そう、幕末の江戸で流行した「コロリ」。水の状態がよくない国だと大変なことになるのでは…。ハイチって何年か前に地震があったよね、復旧はどうなってるんだろう…。

そして、United Nationsは「国連」です。国連が訴えられる??、とわたしの中でこのニュースのインパクトはさらに大きくなり…。

なんでこのニュース知らなかったのかしら?と、まずは家族に聞いてみると、知らないとのこと。そして、「ハイチ」と「コレラ」をキーワードにググってみると、次のニュースが出てきました。
ハイチ・コレラ被害者ら、国連提訴も辞さず 補償期限提示 国際ニュース : AFPBB News
ハイチで地震があったのは、2010年。当時25万人の死亡者が出てるのに、その後さらにコレラの流行で8000人以上が死亡。大変な状況です。

で、お金のことも大事ですが、流行はまだ続いてるのかな?と、外務省の海外安全ホームページをチェックしました。その時は、今年の流行についての記述はなかったのですが、5月14日付けで次のようなお知らせが出ています。
ハイチ:コレラの流行(その4)- 海外安全ホームページ スポット情報
一部を引用すると、
(1)在ハイチ日本国大使館からの報告等によると,ハイチ・ポルトープランス及び周辺地域では,2010年1月12日に発生した大地震の被害により,現在も多くの市民が被災民キャンプで暮らしています。ハイチ政府は,感染症が流行している地域の住民や同地域への旅行者に対して注意喚起を行っています。2010年10月以降、同国におけるコレラの流行は現在も継続しており、2012年4月から2013年3月にかけてのハイチにおけるコレラ感染者数は100,000人以上、コレラや下痢などで死亡した人は971人に上ると報告されています。
流行はまだ継続中。キャンプで生活してて、この病気にかかると、どんどん感染が拡大しそう。

ネットで検索してみる限り、ハイチのコレラの流行はそれほど目立ってないように思われますが、これは2010年の地震以来、長く続いてる問題だからなのかも。

ちなみに、VOAでもこのニュースは取り上げられています。
Lawyers for Haiti Cholera Victims Threaten UN Lawsuit - VOA News
被災者とその環境によっては、救援にかけつけた人がさらなる被害をまねいてしまうかもしれない、そんなことを考えさせられたニュースでした。

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2013年5月19日日曜日

she sells seashells by the seashore: [s] vs.[ʃ]

gentle waves #2 "She sells seashells by the seashore."は、英語の早口言葉(a tongue twister)。以前、イギリスに語学留学してたときに、イギリス人の友人に教えてもらいました。[s][ʃ]の発音練習にいいよ、と。

それがちょっと前、NHKのおとなの基礎英語にも出てきて懐かしいなあ、と思ってました。単に、早口言葉としてさらっと紹介されて終わったのですが、発音しようとしてみると、いまだに難しいのを実感。

さらに。この早口言葉は発音練習の参考にしようと思って最近読み始めたサイト、英語・発音・語彙/英語耳さん発音・語彙に関連した書籍を何冊も出されています)の発音バイエル、第2章子音編のところに出てきました。[s][ʃ]を区別して発音する練習によい文章として。ただし、とにかく速く、ではなくて、ゆっくりからはじめてだんだん速くするのがおすすめだそうです。

ところでこの、[s][ʃ]の区別、英語耳さんによると、日本人ではほとんどの人ができてないのでは、とのこと。
She とseaの区別はすぐにできるようになります。1500人以上の大学生にShe とseaを区別して発音してもらいました。

指導しないでできている学生は50人から100人の間です。つまり少なくても1400人はできていなかったのです。 息と口の形を指導すると、ほとんどの人が1分以内にできるようになりました。ただし、早口で言えるようになるためには1-2週間ぐらいの練習が必要です。 完全に発音が定着するまでには、1-2ヶ月ぐらい毎日練習する必要があります。

このことから、あなたもまず出来ていないと疑うところからはじめたほうが良いでしょう。
とても説得力のある文章です。ドキッとしたわたしは、まず、自分の[s][ʃ]の発音を一から点検することにしました。まず、BBC Learning EnglishのThe sounds of Englishで、[s][ʃ]をチェック。すると、よくもわるくも、新たな発見が![s]はどちらかというと、口を横に少しのばす感じなのですが、[ʃ]はちょっと丸める感じです。これを体得すれば発音の区別がこれまでよりくっきりするはず。

英語耳さんによると、この早口言葉を「非常にゆっくり発音」すると、筋肉(肺、口、舌)の訓練になるのだとか。なんだか気分は劇団員になってきました。で、これを続けてたら、リスニングがどう変わるのか、今後の変化がかなり楽しみです :)

関連リンク
英語・ 発音・ 語彙/英語耳

関連記事
日本語は声の言語、英語は息の言語 Japanese is a language with vibrating vocal chords, whereas English is a language of voice and breath
英語の発音分析iOSアプリ、SpeakAP an iOS app of English pronunciation analysis, SpeakAP
テレビで語学2:NHKおとなの基礎英語が面白い。 studying languages with TV 2 : i really enjoy the TV program of NHK, "otona no kisoeigo"

2013年5月17日金曜日

日本語は声の言語、英語は息の言語 Japanese is a language with vibrating vocal chords, whereas English is a language of voice and breath

昨日は英語の発音を分析してくれるiOSアプリを紹介しました。このアプリを使った人で、英語の発音の基礎をやり直したくなった人はわたしだけじゃないのでは、と思いますがいかがでしょう?

で、やり直したくなったわたしは、発音教材になりそうなものを求めてwebをさまよいました。まず、日本語と英語の違いを説明した文章として、インパクトがあったのが、All Aboutのビジネス英会話の次の記事。
英語の発音で意外に難しいのが、「母音」の発音です。日本語と英語とは、母音を発声する場所が違うのです。

日本語の母音は、ちょうど、声帯のあるあたり、男性では、喉仏のある場所で、喉を締めて発音します。それに対して、英語の場合は、喉を開けて、ちょうど鎖骨と鎖骨の間で響かせるようにして発音します。 (英語発音/母音

そ、そうだったのか :o と、試しに声帯のあたりを押さえながら「あ」「い」「う」「え」「お」と言ってみると、声帯がぶるぶる震えてるのがよくわかります。さらに次のようなことも書いてあります。
ネイティブスピーカーの発音というのは、時に重厚な響きを持っていますが、それは、音を発声する場所が異なっているからなのです。

しかも、英語を発音するときに、日本語の母音を使って発音してしまうと、喉をしめてしまうために、英語の子音で息が使えなくなってしまうのです。
なんかもう、楽器みたいな話になってますが、もしかして"avocado"の"/v/"のところの声量が足りなかったのは、そもそも息が足りなかったのかも?喉がしまってたのかも?という気がしてきました。

この記事には、喉をひらくためのポイントは説明してあっても、英語のそれぞれの音の具体的な説明はなかったので、何か動画かイラストもあるような教材はないかなあ、と、BBC Learning Englishをチェックしてみると、ありました。かなり充実した発音教材で、動画つきです。しかも説明してくれるのは、言語博士の方。

BBC Learning English - Pronunciation Tips

なかでも、The sound of Englishでは、動画で、英語の44の音、それぞれを解説してくれてます。

で、子音の"/k/"についての動画を観ていると、無声音である"/k/"と有声音である"/g/"の違いは「見ることもできます」という説明の後、解説者は口の前に紙をたて、"/k/"から始まる単語"came"を発音。すると「息」の勢いで紙が動きます!が、次に、"game"(有声音"/g/"からは始まる)を発音しても紙は動きません。英語の「息」の力を見た思いでした。

そしてさっそく、自分でも口の前に紙を置いて、"came"を発音してみたのですが、紙はぴくりとも動きませんでした( -e-)発音を変えるのは一種のスポーツ、いや音楽演奏みたいなものかな…。練習しないとね。

関連リンク
Phonetics: The Sounds of Spoken Language - The University of Iowa
アイオワ大学のこのサイトも、英語の発音を説明する動画や画像が充実してます。舌の位置や動きもチェック可能。

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英語の発音分析iOSアプリ、SpeakAP an iOS app of English pronunciation analysis, SpeakAP
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2013年5月16日木曜日

英語の発音分析iOSアプリ、SpeakAP an iOS app of English pronunciation analysis, SpeakAP

SpeakAP - Analyze Pronunciation - AventuSoft LLC SpeakAP - Analyze Pronunciation - AventuSoft LLC

TOEICリーディング対策に多読を、と、受け身な英語学習を続けるはず、だったわたしですが、たまたま見つけた発音分析&学習アプリ、SpeakAPのおかげで、急に真面目に発音練習をしてしまい、現在若干口回りが筋肉痛になってます。面白いです、このアプリ。特に、グラフとかデータ解析を見るのが好きな人にオススメ。


このアプリを起動すると、上のような画面が、現れます。まずは、一番上の”HOW TO USE”をタップ。



するとまず、英単語"avocado"での基本画面が現れます。基本操作は簡単で、
  1. 単語横のサウンドマークをタップすると、アメリカ英語の発音(男性と女性の場合があります)が聴けます。
  2. 単語下の”Record”をタップすると、録音がはじまります。0.5秒ほど間を置いて、発音してください。
  3. (同じ位置にあらわれる)"Stop"をタップすると、録音が終わります。ここでも、発音が終わってから0.5秒ほど間を置いてください。
  4. "Play"をタップすると録音した自分の発音が聴けます。
  5. "Analyze"をタップすると、録音した自分の発音の分析がはじまります。
ここで注意するべきは、0.5秒ほどの静かな間、を録音の前後に置くこと。どうやら、短すぎても長過ぎても、分析がうまくいかないようです。



分析が終わるとまず、発音の波形が現れます(画面下部、グリーンの波形)。これが、その上に表示されているお手本の波形(ブルーで表示)と近いカタチになればなるほど、アメリカ英語らしい発音、ということになります。どちらの波形も、縦軸は振幅、横軸は時間で、両波形のすぐ上には、この単語内で現れる音が順に並べてあります。また、それぞれの波形は、白い点線で区切られて、それぞれの音がどれぐらいの長さで発音されたのかが示されてます。

で、わたしの発音の場合、お手本に比べて、"v"の音の強さ、"k"の音の長さがちょっと足りないかな?なんてことが分かります。こうしたプロットの見方については、画面右上の"Score help"に詳細に書いてあります。あまりに詳しい(そして英語で専門的…)なので、このアプリのサイトの説明(こちらも英語)のほうがわかりやすいかも。



分析結果はまだまだ続きます。左へスワイプすると、お手本との類似度を示したスコアが表示されます。上から順に
  • 発音速度(speaking rate)- 発音の速度
  • 調音(articulation)- 発声器官の物理的・生物学的動き
  • エネルギー(energy)- アクセントとイントネーション
が、お手本度どれぐらいマッチしているかを示していて、わたしの場合は、発音速度と調音は比較的高いスコアがでてますが、エネルギー、すなわちアクセントとイントネーションがいまひとつ、ということがわかります。



さらに左へスワイプすると出て来るのが、エネルギープロット。これは音量の時間的経過でアクセント(stress)を示しているのですが、わたしの発音はお手本に比べ、ふらついているというか、強弱のめりはりがいまひとつなよう。



次はピッチプロット。音の高さの時間的変化を示したプロットです。お手本がゆるやかに右下がりなのに比べ、わたしの発音は真ん中にすこおしもりあがってから下降しているもよう。



最後はピッチの強さのプロット。ピッチの強さは知覚的なもの、すなわち、聴き手がピッチの感覚をどのくらいの強さで知覚するか、というもので、ピッチそのものとは独立しているそう。

と、ここまでがお手本を聴き→発音を録音して分析→結果から修正点をさぐる、というプロセスの基本。あとは、最初の画面に戻って、画面中央にある、"ANALYZE"を選択すると、単語リストが表示されるので(全217)、ひとつひとつ発音して分析して、を繰り返すことになります。わたしは最初の約30単語ほどをこなして平均スコアを出してみたのですが、どうやら全体的にエネルギースコアの項目、すなわちアクセントが弱いようでした。

と、あれこれ結果をだしてみて、筋肉痛になりながら思うに、最近英語をほとんど発音してなかったので、英語筋もおとろえて、安定した動き、安定した音が出ていないので、強弱や高低をはっきりさせるところにまで至ってないのかなあ、という気がします。

ところで、以前紹介した、TOEIC関連本の記事の中で、『超低速メソッド英語発音トレーニング 』という本について、
レビューを読んでみると、発音ができるようになると、リスニングもできるようになる、というようなことを書いている人がいて、それはそうかも、と思いました。
と書きましたが、今回それに似た現象として、発音の練習をさんざんした後、いつものようにアメリカドラマを英語で字幕なしでみてみたら、妙に聴き取れる気がした、ということがありました。

正しく発音するために、ものすごく真剣にお手本発音(アメリカ英語)を聴いた、っていうのがあったのかな?どうなんだろう?と気になっています。このアプリで217単語の分析をこなしたら、ドラマも聴き取れるようになるのかな?さらに、"Practice"の217単語をこなすと、もしかして相当リスニング力があがる?

か、どうかはわかりませんが、コツコツと続けてみようと思います。ちなみにただいまこのアプリは無料。興味のある方はぜひ使ってみて、もしよかったら感想を教えてください :)

関連リンク
英語の発音をプログラムで分析--発音練習用iOSアプリ「SpeakAP」 - CNET Japan

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