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2014年5月21日水曜日

デュオリンゴの日英コースを制覇? conquered the English for Japanese speaker course?

語学学習サイト、デュオリンゴ(Duolingo)の日英コース、なんとなく続けてるうちに、とうとうスキルツリーの最後までたどり着いてしまいました。これがゲームなら最終ステージをクリア!ってことになるようで、一応トロフィーのようなものが登場。笑

この日英コースがβ版ということはさておき、ここまでで何が学べたかというと、英語の基本文法と基礎的語彙を使って翻訳と英作文をしまくる反射神経のようなものを鍛えたことになるのかもしれません。



ちなみに、このトロフィーのマークをクリックすると、次のようなメッセージが出て来ます。


言葉の強さを満タンに」というのは全くそのとおりで、語学は使わないとどんどん忘れるし、反射神経もにぶりますが、デュオリンゴではトロフィーが出たあとでも時間がたつとどんどん「言葉の強さ」が減っていきます。

そしてこの「言葉の強さ」というのは、スキルツリーの課題とは別に、デュオリンゴ内での翻訳作業でも強まるようになっているようですが、残念ながら現在β版の日英コースでは翻訳課題がまだひとつしかなく、強めようがありません。これは待つしかないですね。

英仏コースだと、スキルツリーのかなり早い時期から次々と翻訳課題が降ってきます。課題文は今のところフランス語版ウィキペディアが中心で、それを英語に訳します。

といっても、文法はまだ現在形しかやってないし、語彙も500語くらいだし、よちよち歩きもいいところなのですが、それでも「あなたはこの記事の25%を訳せます!」という感じで課題文が紹介されるので、1文でも2文でも、辞書をひきながら翻訳、あるいは、他の人が既に訳した文章をチェックすることになります。

で、少しでも翻訳をすると、その同じ翻訳文を見た別の人が、それを評価したり、翻訳し直したりします。評価票が100以上となり、好評価票の割合が少なくとも90%になると、翻訳の段(tier)がひとつ上がることになるそう。また、他の人に翻訳文を直してもらうと、すぐに通知が来て、どこを直してもらったのかがよおくわかります。これは英作文の勉強にもなってなかなか面白いです。


思うに、デュオリンゴのスキルツリーはグロービッシュ(globish)にも似て、その言語の基本を学ぶのになかなかいいシステムだと思います。日英コースで学んだ単語数は現在1397語ですから、グロービッシュの1500語と近いところにあります。

基本を学んだ後はもっと話して聞いて書いて、読んで、どんどん慣れながらその言語の語彙を増やしていけばよいわけですが、デュオリンゴの場合はこの応用編を「翻訳」で体験するシステム。まだ日英コースではこの部分は整っていませんが、英仏コースの体験からすると、今後のデュオリンゴにはかなり期待できそうです。

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2013年9月27日金曜日

イタリア人は手で話す? Do Italians talk with hands?

最近、家での珈琲、特に朝の一杯目の珈琲を丁寧めに淹れるようになりました。たった一杯でも丁寧に淹れると味も香りも違うし、お湯を沸かす瞬間からちょっとした目覚めの儀式みたいになってます。

そんな中、よく思い出すのが、約20年前、イギリス、オックスフォードのとある語学学校の女子寮に滞在してた頃の日曜日の朝の時間。学校は休みなので、各自思い思いの時間に起きて来てくるのですが、たいていドイツ人とドイツ系スイス人は早起き。その次はイタリア人、その後がスペインとフランス人だったかな?たぶん、10人以上いたはずですが、キッチンをシェアしてても混雑が起きることはなく、だいたい同じ時間帯は同じメンバーで珈琲をすすりながらおしゃべりしてました。

で、ほとんどの人がキッチンに置いてあったインスタント珈琲を飲む中、イタリア人の女性だけは、必ずエスプレッソメーカーを使ってました。当時のヨーロッパは不景気(recession)で、女子寮の学生たちもみんななるべく自炊して倹約し、英語を学んでいたわけですが、彼女にとってはこの朝の珈琲はゆずれないもの、人権に等しかったのかも。と、保留コーヒーのことを知った今は思います。

そしてこのイタリア人女性は、ほんと、会話上手で、日曜日の朝にキッチンで彼女の話をきいて、涙が出るほど笑ったのを覚えてます。彼女はボキャブラリーが豊富なわけでも、英語が上手なわけではなく、学校のクラスも、初級に近いレベルに分類されてましたけど、彼女が話だすと何かパーッと話の景色がみえて、それをその場のみんなが共有して大笑い。

イタリア人は手で話すってきいたことありますけど、たしかに彼女は手を使い、というかもう、身体全体で話してました。そしてさらに声が明るくて、と、あの日曜の朝の時間はわたしにとって、かけがえのない思い出になってます。

そして、あの女子寮のことを思い出すと、世界の人々とコミュニケーションするのに必要なのは語学力だけじゃないんだなあ、としみじみ思います。だって、あそこにいた様々な国の人たちの英語は英語としては不完全だったわけで。それでも一緒に生活できてたし、たくさん話をしたし、仲良くなっていい時間を過ごせたし。

当時のわたしは「英語はイギリス人から学ばないと!」なんて固定観念にしばられてましたけど、世界の共通語として英語を選ぶような場合はむしろ、イタリア人の陽気さや手の動き、スペイン人の歌、ブラジル人の踊り、ドイツ人やスイス人の几帳面さ、アフリカ人のおおらかさ、などなど、多様性とセットになった環境で英語を学べたのがなんとも貴重な経験でした。

ちなみに日本人であるわたしはというと、あのキッチンではもっぱら聞き役でした。でもそういえば、親子どんぶりを作って食べてたらみんながよってきて、いい香りだね、美味しいね、って食べてたような記憶が。日本人はというか少なくともわたしの場合、会話そのものよりも、何か作っちゃってコミュニュケーションするタイプなのかもしれません。

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けれどもさんの思い出 a memoir of M. Keredomo

2013年9月21日土曜日

けれどもさんの思い出 a memoir of M. Keredomo

ひさびさの更新になります。この夏は机の上を離れてみて怒濤の体験をしました。能登のとあるカフェのお仕事をすこおしお手伝いさせていただいただけなのですが、わたしの中のふるさと探訪というか、ディスカバー・地元というか、なにかのスイッチが完全にオンになってしまい、そんな自分にふらふらになりました( -e-)

もともと文化が交わるような場所が好きなんだと思いますが、そのカフェはわたしにとってまさにそういう場所で、妙な引力にとまどいつつ、さらには夏の暑さが加わってオーバー・ヒート状態。秋の気配を感じる今、すこおし落ち着いてきましたが、もう淡々とTOEICの受験勉強をしてた頃には戻れなさそうです。

と、ローカルな集中力を使いはじめて、新聞やテレビの情報をほとんど頭にいれられない状態な中、気になっているのは、2015年(平成26年度末)に予定されている北陸新幹線の開業と2020年の東京オリンピック。何が起こるのかはわかりませんが、人の流れは相当変わるだろうし、そうなった時に必要とされるスキルってなんだろう、とぼんやり考えています。

そして今、なぜかしみじみと最近思い出すのは、わたしが小学生の時、うちにホームステイしていったフランス人のこと。かれこれ30年前とかになるのかな…。日本語が堪能で、かならず「けれどもー!」から話をはじめるその人のことを、わたしと弟は「けれどもさん」と呼んでいました。

本当は近所の別の家にホームステイするはずだった、けれどもさん。残念ながらそのご家族は彼とのコミュニケーションがうまくいかず、うちの母に助けを求め、そして急遽うちに滞在したようです。心の準備がなかったわたしと弟は、人見知りとはじめて見る西洋の人がこわくて、ほとんど彼と話せませんでした。

そう、けれどもさんは「日本語」を話していた、そこはなんとなく記憶に残ってます。でも母とけれどもさんのコミュニケーションもいまひとつだったようで、子供ながらにそれを感じたわたしは、けれどもさんのためにクレープを焼きました。で、けれどもさんはすごく喜んで食べてくれて、その笑顔が嬉しかった、かすかな記憶があります。

この遠い記憶から思うのは、日本に来る外国の人は「日本語」を話す可能性があるということ。もしかしたら今、オリンピック東京開催に向けて、日本語を学びはじめる外国の方がいるかもしれません。そして「日本語」だからこそ、コミュニケーションが難しく感じられることがあるかもしれないということ。母国語はやっぱり独特の響きを持つと思うので。

また、同時に、国際語というか、世界の共通語的何か、がますます重要になる気がします。現時点でわたしが気になるのは英語の進化形?である、plain EnglishやGlobish。あと個人的には何かとご縁があるフランス語を少々。

でもコミュニケーションはもちろん言語だけじゃないわけで。時には一枚の写真が、一杯の珈琲が、多くを語ること、あるんだろうなあ…。

追記: FBページ、作ってみました。内容についてはまだ試行錯誤中ですが、とりあえずブログを更新したら、FBでチェックできるようにしていく予定です。 https://www.facebook.com/studylanguagesathome

2013年8月2日金曜日

おとなの基礎英語、ベトナム編スタート!

今年の4月から軽い気持ちで観ていた語学番組、オトキソこと「おとなの基礎英語」。気がつけば8月になってますが、今も熱心に観てます。

恥ずかしながら、NHKの語学番組をこれだけ熱心に観るのははじめてのこと。これまではたいてい、春のうちはテキストも買ってやる気いっぱいだけど、1、2ヶ月で脱落する、というパターンがほとんどでした。

なので、オトキソももしかして途中脱落するかもと、春のうちはテキストなしでただ観てたのですが、だんだん深く学びたくなってしまい、今月はとうとうテキストも購入。ただ観るだけじゃなく、シャドウイングもしようかなあとか、やさしくて使える(グロービッシュ的)英語表現集としてこのテキストは保存版だなあ、とか、テキストも使った学習法をあれこれ考えています。

この番組の魅力は多々ありますが、特に嬉しいのはミニドラマの主人公、美佳が様々な国を旅していること。おかげで、ミニドラマではそれぞれの国の英語が聴けます。今年度だけでも、ニュージーランド、マレーシア、そして今月はベトナムの英語が聴けて新鮮というか、ためになります。またもちろん旅気分も味わえるのも嬉しく、今週はベトナムの食べ物って美味しそうだなあ♪と思いつつ観てました。

さらに、ミニドラマでは、美佳のお姉さん、カオリの事務所で働く"Lan"ちゃんの声がハスキーで英語の発音もエキゾチック。ベトナム語ってどんな音なんだろう、と興味が湧きました。

また、ミニドラマのストーリーとして要注目だったのは、主人公の美佳がお姉さんの仕事を手伝うと決めたこと。いわゆるオフィス英語とはちょっと違うかもしれませんが、単なる友達ではなく、仕事場で使う英語が聴けるのは個人的にとても嬉しいです。

ところで、今週の"Phrase of the Day"で気になったというか、旅行ガイドに限らず、外国の人の接待などでもすごおく大事!と思ったのは、次の表現。
Are you allergic to anything? 何かにアレルギーはありますか?
ちなみに、わたしのようにエビとカニアレルギーの気がある人だったら、"I'm allergic to shrimp and crabs."と答えることになるわけで。ん、そういえば、山芋とメロンも舌や口が痒くなるし、ってことは、"I'm also allergic to (Japanese) yams and melons."かな。

NHK テレビ おとなの基礎英語 2013年 08月号 [雑誌]

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テレビで語学2:NHKおとなの基礎英語が面白い。 studying languages with TV 2 : i really enjoy the TV program of NHK, "otona no kisoeigo"

2013年5月1日水曜日

テレビで語学2:NHKおとなの基礎英語が面白い。 studying languages with TV 2 : i really enjoy the TV program of NHK, "otona no kisoeigo"

NHK テレビ おとなの基礎英語 2013年 05月号 [雑誌]

4月から観始めたNHKおとなの基礎英語、ちっとも頑張ってる感なく、あっというまに一ヶ月分を観終わってしまいました。基本的に録画して2度観るという方法をとったのですが、全然飽きることなく、時にはストーリーの次の展開が知りたくて放送時間にスタンバイ、ということも。

この面白さはただものじゃないなあ、視聴率も高いんだろうなきっと、と、ちょっとググってみたところ、oricon styleにこんな記事が。
『おとなの基礎英語』は中学校英語レベルで大人が使っても恥ずかしくない表現を半年間で100学べる番組。昨年4月~9月に放送され、テキストが第4回Best Magazine Award「雑誌大賞」(2012年上半期)にノミネートされるほど好評を博し、同じメンバーで第2シリーズの放送が決まった。生徒役のタレントが継続して出演するのは、同局の語学番組史上初となる。
番組の雑談中に何度か「留年」て言葉が出てきたのを単に「2年目」ってことだよね、と聞き流してましたが、NHKの語学番組史上初だったとは。

生徒役の坂下千里子こと、千里ちゃんのトークはその間違えっぷりも含めて、日英関係なく面白く、いかにも楽しい英会話教室なスタジオ。さらに番組内ミニドラマは海外ロケで、字幕なしのナチュラルスピードながら、そんなに難しい表現は出て来ない、生の海外体験な感じ、かつストーリー展開がはやく次が観たくなる構成。この番組を観てると、気軽に英語で話せる友達が国内にいたらいいな、とか、海外で思い切っていろんな体験をしてみたいな、という願望が疑似的に満たされるのかもしれません。

で、同時に、語学番組としてはしっかり、今日のフレーズを何度も繰り返し登場させ、練習させ、関連した表現も紹介してくれて、週末にはも一度復習。ほんとよく出来てるなあ、と思いつつリビングで観てると。特に英語に感心のない母がやってきて出演者のファッションをチェックしたり、父がやってきて「ああ、あのタレントさんは面白いんだ」とコメントしていったり。幅広い層の支持を得てるのが自宅でも感じられる番組なのでした。笑

先月はテキスト買わずにただ観てましたけど、今月はテキストも読んでみようかな。グロービッシュ的会話のお手本みたいな脚本なのでは、と気になっています。といっても、現在amazonでは品切れしてて、中古品の価格が高騰してる状態…。人気なんですね、やっぱり。


2012年分

2013年分

昨年と今年のこの番組の表紙、並べてみました。昨年は、アジアで英語、っていうのがインパクト大だったのかも。

NHKテレビ DVD BOOK おとなの基礎英語 シンガポール 香港 タイ (NHKテレビDVD BOOK)
NHK CD BOOK おとなの基礎英語 100のフレーズで話せる英会話 (語学シリーズ)

昨年分をまとめて、という人のために、ミニドラマをまとめたDVDブックと、フレーズ集のCDブックが発売されてます。でも、もうすこし高くてもいいから、番組全体をまとめたDVDブックがあるといいなあ。

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NHK語学番組|おとなの基礎英語

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グロービッシュって何? What is globish?

2013年4月8日月曜日

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NHK テレビ おとなの基礎英語 2013年 04月号 [雑誌]

この春は「英語」からはじめよう、と決意した私の頭にまず浮かんだのは、NHKの語学番組をチェックすることでした。といっても、ラジオの語学番組はかなりボリュームがありそうなので(先入観かな?)、まずはテレビ番組をチェック。

結論から言うと「おとなの基礎英語」と「ニュースで英会話」がわたしにはよさそうな感じ。特に「おとなの基礎英語」はかなり気に入りました。

放送時間は10分と短いのですが、月曜日から木曜日まで毎日。番組中のミニドラマが内容的に面白く、簡単な単語しか使っていないものの、ほぼナチュラルなスピードで会話が進み、字幕がありません。で、そのミニドラマを観ている番組出演者たちのコミュニケーションがバラエティ的に面白く、テレビで独学してるはずなのに、英会話教室で仲間との会話を楽しんでいる感が味わえます。

現在はシーズン2のこの番組、シーズン1の時も何回か観たことがあったのですが、英語の語学番組なのに舞台がアジアだったのが新鮮でした。1) 中学校程度の文法とボキャブラリーで、発音を気にせず堂々と話すこと2) 世界中のいろいろな国の英語を教材にすること、がポイントなんじゃないかと思いますが、この2つはグロービッシュに通じるところがあります。

で、この春の舞台はニュージーランド。発音や用法がイギリス英語っぽいようです。ミニドラマの主人公で女性、ワーキングホリデイ中、という設定。番組サイトによると、6月以降はアジア・オセアニアが舞台になるそう。

自分で海外ドラマを教材にして英語を学ぶ場合と比較すると、ミニドラマを使った語学番組での学習はとてもラク。何度も自分で映像を止める必要はありませんし、辞書を使わなくても全部解説してくれるし、大事なところは英語字幕を出して、これまた解説してくれるし、といたれりつくせりです。ただしこの種の番組は、相性というか好みの問題があって、ミニドラマのストーリー展開や、出演者たちが好きになれなければ、ちっとも面白くありません。その点、この番組は少なくともわたしにとっては面白さの点でも合格です。

ちなみに、テキストを入手すると、ミニドラマのスクリプトが読めるようですが、入手するかどうかはまだ未定。番組観ながらノートをとるぐらいの感じで十分かも。


ニュースで英会話 2013年 04月号 [雑誌]

一度だけさらりと観たこの番組、講師の鳥飼玖美子さんの語りに釘付けになりました。英文を頭から美しくわかりやすく訳しおろすというんでしょうか、同時通訳の経験豊富な方だからこその職人芸を観た(というか、聴いた?)気分。

そして語学番組にもかかわらず、ニュースの背景そのものの日本語解説が充実、番組出演者がほとんど英語を話さない、のも面白かったです。同時通訳や翻訳など、日本語と英語、いったり来たりする感覚を身につけるのにもいい番組かも。ちなみに、英語ニュース自体はずっと英語字幕が出てる状態で紹介されるので、英語字幕を読む練習にもなりそう。

この番組はラジオ版もあるようで(というか、もともとラジオだけだったのかな?)、番組サイトも、テキスト(CDつき!)もテレビ版とラジオ版共通、しかもなんだかやたらと充実してるよう。

ちなみに、番組の最後は前回の課題単語を使った英作文の添削になっていて、熱心な番組ファンがたくさんいる気配を感じました。わたしはまずはこのテレビ版をさらっと観てノートをとるぐらいにしようかなと思ってますが、もっともっと深入りすれば、ニュースのことを英語で語る、そのための知識と姿勢が身に付きそうな番組です。


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2013年3月21日木曜日

グロービッシュと英語の違いって何? What are the differences between globish and English?

世界のグロービッシュ』、読了しました。基本、日本語訳で読みましたが、分かりにくいところはグロービッシュに戻って、ということもあり、ちょっと変わった読書体験でした。といっても、内容的にはすごく面白くて、覚えておきたいと思うことが結構ありました。非英語ネイティブが多い会議や、webサイトなどで世界の人に向けてのメッセージを英語で発信、という場合には、グロービッシュ的中庸と非言語コミュニケーションの活用が役に立ちそうな気がします。

さて。グロービッシュを英語の語学力に位置づけるなら一般に中級、具体的には、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages; 欧州評議会による第二言語としての英語の状況対応力テスト)のカテゴリー"B1"にあたるそうで、この次のように定義されます。
Can understand the main points of clear standard input on familiar matters regularly encountered in work, school, leisure, etc. Can deal with most situations likely to arise whilst traveling in an area where the language is spoken.
Can produce simple connected text on topics, which are familiar, or of personal interest. Can describe experiences and events, dreams, hopes & ambitions and briefly give reasons and explanations for opinions and plans.
と、著者は書きつつも、グロービッシュを使う人はより上の"B2"レベルにも対応できるとしているので、だいたい、B1からB2というのを目安として考えるといいのかも。ちなみに、"B2"は次のように定義されます。
Can understand the main ideas of complex text on both concrete and abstract topics, including technical discussions in his/her field of specialization. Can interact with a degree of fluency and spontaneity that makes regular interaction with native speakers quite possible without strain for either party. Can produce clear, detailed get on a wide range of subjects and explain a viewpoint on a topical issue giving the advantages and disadvantages of various options.
要するに、専門分野の国際会議が英語で行われたときに、対応できる(話せるし、書ける、理解できる)ぐらいの英語力なのかも。

ちなみに、来年度のNHK語学講座もCEFRを意識してるようで、この基準に沿って英語講座紹介がなされています。また、英語力を測定して、結果をCEFRと比較できるようになってます。といっても、読んで聞くだけのテストで英語発信力まで測れるのかはかなり疑問ですが…。

そしてそもそも、グロービッシュと英語は違います。わたしが理解した限りでは、グロービッシュは一部の英語を材料にした別の言語というか、コミュニケーションツール。具体的には次の点が英語と異なるそう。
  1. 独自の名前をもつ、わかりあうための言語。
  2. 基本は1500語だが、次の4つの方法で語彙の拡張が可能。
    • 同じ単語を別の品詞として使う。
    • 単語を組み合わせる。
    • 単語に短い付け足し(接辞)をする。
    • 「句動詞(phrasal verbs)」を使う。
  3. 主に能動態を使う。
  4. 文章を短くする(15語以下に)。
  5. 必要な音の数は伝統的な英語より少ない。ただし、アクセントは重要。
  6. 体や手や顔を使って伝える。
  7. ユーモアや慣用句、たとえ話は慎重に。
  8. 自然言語のクローズド・システム。
つまり、文化としての英語、豊かな表現の手前のところで、シンプルにわかりやすく発信する。それがグロービッシュのよう。自然言語ではないので、英語を母語とする人も心構えと練習が必要になりそうです。英語を話せる人の場合、具体的には次のような点に気をつけるようにとのこと。
  1. 文を短くする。
  2. 単語をシンプルな方法で使う。
  3. 最も一般的な英単語に限る。
  4. ボディーランゲージやビジュアルを加えてコミュニケーションを補う。
これはもう、国際語としての英語と言っていいような気もしますが、この本の面白いところは、具体的な基準を示してそれを実行してみせたこと。「本」になる分量の文書としては、わかりにくさも感じますが、もう少し短い記事やスピーチだと、グロービッシュのよさが活きるのかも。そして国際会議の場であれば、参加者にこの基準をあらかじめ示すことで、より「わかりあえる」のかもしれないと可能性を感じます。

けど、グロービッシュに賛同している人ってどれぐらいいるんだろう?とamazonでのレビューをみてみると、通訳をつければすむじゃないか、という人から、大賛成!という人まで、意見がすばらしくばらついていて、しかも熱く語られているような…。

で、この本を読んだわたしは、というと、英語とグロービッシュで共通して重要とされている「句動詞(phrasal verbs)」の習得に励もうかと思ってます。英会話の練習をはじめた頃から大事だってわかってたけど、なぜか苦手な句動詞。グロービッシュの基本1500語の句動詞はたぶん、気が遠くなるほどたくさんあるはずですが…。こつこつ頑張ります(・e・)

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2013年3月20日水曜日

グロービッシュはなぜ1500語なのか? Why they chose 1500 words as globish words?

グロービッシュの特徴でやっぱり一番気になるのは基本1500語なところ。この"1500"という数字がどこから出てきたのか、『世界のグロービッシュ』第5章でその理由を知ることができたので紹介します。
専門家によると、ほとんどの英語ネイティブは、3,500語程度しか使っていないという。教養のある人はもっと多くの単語を知っているはずだが、それでも7,500語程度しか使っていない。高等教育を受けたネイティブでさえも、伝えたいことの80%は、豊富な語彙のわずか20%で話していることが証明されている。これは「パレートの法則」と呼ばれ、普遍的な法則の好例である。パレートの法則では、一般的に、結果の80%は20%の原因が生み出している、と言われている。

つまり、教養のあるネイティブの語彙数である7,500語の20%といえば…1,500語だ。ということは、1,500語あれば、伝えたいことの80%を表現でき、平均的なネイティブよりも上手に、そしておそらく教養あるネイティブと同程度のやりとりができるだろう。(p.45)
パレートの法則は言語にもあてはまる」+「教養あるネイティブの語彙数は7,500語程度である」= 「1,500語あれば、伝えたいことの80%は表現できる」というロジック。あまりのシンプルさにびっくりしました。

ちなみに、グロービッシュでは、1500語で表現できなかったこと(伝えたいことの20%)については、単語の代わりに定義を用いるそうです。具体的には、次の例が挙げられています。
「my nephew」(私の甥)は、非英語圏の多くの国では難しすぎるだろう。代わりに、「the son of my brother」(私の兄弟の息子)という。
この方法は大賛成!とにかく今頭の中にある単語で話さなければならない状況では、私もよく使っていた方法です。

ところで、グロービッシュを使うにあたっては、基本の1500語の他に、専門用語(特定の業界や産業に関連する単語; IT業界なら、webやsoftwareなど)を加える必要があるとし、さらにすでに国際的になっている単語(pizza, hotel, police, taxi, stop, restaurant, toilets, photo, など)を使うこと、また基本の1500語から派生した単語(例えば、careから派生して、careful, carefully, careless, carelessness, uncaring, caretakerなど)も含んでいるもよう。
元の単語と派生語を合計すると5,000を超えるグロービッシュの単語になることがわかる。(p.45)
とも書いてあります。

んー、グロービッシュに惹かれる人は、1500語という少なさが魅力なのではという気がしますが、これは基本の基本であって、あとは臨機応変にってこと?

ともあれ、グロービッシュにおいて重要なのは、語彙が豊富であるほどよい、というわけではないこと。「中庸(middle ground)」が強く推奨されています。
グロービッシュで「十分」であるが、それ以下では不十分だ。それ以上だと多すぎてしまい、あなたがより多くの英語を使うことで皆が理解できないかもしれない。(p.53)
たしかに、それはそうかも。中庸かあ…。

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2013年3月18日月曜日

『世界のグロービッシュ』 をちょっとだけ読んでみた。I read a little bit of "Globish The World Over".


以前からなにかと気になっているグロービッシュ、もうちょっと深入りしてみようかと、『世界のグロービッシュ ─1500語で通じる驚異の英語術』を読んでみることにしました。

この本の特徴は、グロービッシュについて「グロービッシュで」書かれた"Globish the World Over"の原文と日本語訳文の両方が読めること。まずは、グロービッシュを体験してみようと、なるべく原文で第2章まで読んでみたのですが、なかなか不思議な体験でした。

グロービッシュの単語は基本、1500語に限られているので辞書はいらないのですが、その分、意味がもわもわっとひろがりをもってしまったというか、意味が特定しにくい文章になってます。ちなみに日本語訳のほうは、語彙を制限してないので、そっちを読むと、もっとばしっと詳細に意味が定まるのでした。とまあ、ボキャブラリーが限られるとそういう短所もあるんだなあと、しみじみしてしまう文章。意味がわからないわけではないけど、ぼんやりしている、そんな感じです。

なので結局この本は日本語訳で読もうと思います…( -e-)『ロングマン英和辞典』によれば、約3000語で日常的英語の86%をカバーできるわけだし、無理して1500語にしなくても…、という気持ちにさえなったグロービッシュ読書体験でした。

第1章と第2章を読んだのですが、内容は興味深かったです。第1章のタイトルは「数多くの言葉(Many, Many languages)」。まず、現在の世界を昔と比較して、
100年前、世界といえば自分の国だったが、いまでは世界ははるかに広がっている。現在、ほとんどの人は地域の言語、つまり自国の公用語を使っている。現在、ほとんどの人は地域の言語、つまり自国の公用語を使っている。そして地球全体の人たちと、コミュニケーションをとることが必要になってきている。(p.11)
とありますが、たしかにそうかもしれません。インターネットを使ってると、地球全体とつながってるような錯覚がしますし、言葉さえ使えれば、と思う機会は多々。といっても、差し迫って他国の人とコミュニケーションをとる必要がある人ばかりではないと思いますが。

第1章、そしてこの本にとっても大事なデータはブリティッシュ・カウンシルの文書"English Next"のP.29にある次のデータ。

2004年に観光で国外へ旅行した人たちについて、旅行者の母語(公用語)と旅行先の母語(公用語)に基づき、”「国際コミュニケーション」においては「英語ネイティブ」はごく少数派である”ことを示すグラフです。

しかしこのグロービッシュ本では、「観光旅行(tourism)」という記述はなくて、単に「国際コミュニケーション(international communication)」についてのデータとなってるので、仕事上の会話や文書のやりとりも含まれてるのかしら?と思ったのは、わたしだけじゃないはず。このデータから、
国際的コミュニケーションのうち、アメリカ人とオーストラリア人など国が異なるとしても、英語のネイティブ・スピーカー同士で行われているものは、わずか4%である。つまり、英語による国際的なコミュニケーションの96%については、少なくとも1人の非ネイティブが関わっていることになる。(p.13)
と言ってしまうのは、ちょっと誤解を招くかも。でも世界中のあらゆるコミュニケーションにおいて、英語ネイティブ同士のコミュニケーションが多数派ではない、ことは容易に想像できますし、その一例としてこういうデータがでてくると、なるほどね、とは思います。

そして、トリビア的に面白かったのは、フランス語が1918年まで数百年もの間、ヨーロッパの上流階級の言葉(共通語)だった、というお話。ちなみに、この本の著者二人はフランス語圏の人です。フランス語のプライドを感じる一節。

さて、第二章はというと、世界共通語についての試みの例として、「エスペラント」を紹介しています。現在エスペラントを話せる人は約300万人だそうで、こうした人たちの中には、英語を使ってグロービッシュを非難する人もいるけど、非難するのに「英語」を使ってる時点で、エスペラントは機能していない、とばっさり。で、グロービッシュの出番だそうですが、どうなんだろう?

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グロービッシュ単語をロングマン英語コーパスで分析してみた。 An analysis of globish words with Longman's English corpus.



2013年2月28日木曜日

グロービッシュ単語をロングマン英語コーパスで分析してみた。 An analysis of globish words with Longman's English corpus.

「グロービッシュ」の1500語ってどんな単語なのかしら?とつらつら考えていたら、いま手元に『ロングマン英和辞典』があることを 、そしてこの辞書は「ナチュラルな英語」を示そうとあれこれ工夫してあることを思い出しました。

この辞書の特徴はまず、膨大な量(具体的には3億3000万語)のアメリカ・イギリス英語の書き言葉と話し言葉のデータベース、ロングマン英語コーパス、に基づいていることです。単に英単語の意味を日本語で解説するのではなくて、現代の英語によく登場する単語はぱっとみて目立つように示してあり、単語の意味もよく使われる順に並べて示してあります。さらには各単語が、話し言葉や書き言葉でどれくらいの頻度で登場するのかを、S1やW2といった記号で示してあります。

S1と記された単語は話し言葉の英語で最も頻度が高い1000語の1つということだそうで、同様にW2は書き言葉の英語で最も頻度が高い1000語の1つだということだそう。とまあ、この辞書では、話し言葉についてはS1からS3、書き言葉についてはW1からW3まで、つまりは話し言葉と書き言葉それぞれについて、高頻出の3000語を教えてくれてるわけです。

さて、グロービッシュの1500語はこの、高頻出3000語の中に入っているのでしょうか?『ロングマン英和辞典』によれば、
日々使われている英語の86%は話し言葉、書き言葉の両方でもっとも頻繁に用いられる3000語によって占められています。
とのこと。いまや世界で英語(らしきもの)を使ってコミュニケーションしてる人々の全体からみれば、英語を母国語としてる人は少数派かもしれませんが、そんな「ナチュラルな英語」を目指して勉強してる学習者は少なくないだろうし、だったらこの高頻出3000語の上位1500語をグローバル英語の出発点にしたらどうかしら、グロービッシュはそうなってるのかなあ?と気になって調べてみました。ひとつひとつ、辞書をめくって…。



図1. グロービッシュ単語のロングマン英語コーパスにおける頻度。
左は話し言葉、右は書き言葉について。

で、結果は上の図のとおりです。ざっくり言えば、グロービッシュ1500語は、ロングマン英語コーパスの高頻出3000語の中にすっぽりおさまっているわけではありませんでした。私自身、はじめてみた単語もちらほら。

がしかし、上の図でもわかるとおり、グロービッシュ単語の約8割は、話し言葉、書き言葉ともに高頻出3000語(S1-S3およびW1-W3)と一致しているわけで、それをこの、高頻度語重視な『ロングマン英和辞典』であらためて眺めてみると、相当豊かな言語世界というか、これだけの単語があればいろんなことが言えるし、書ける、ということが実感としてよくわかったのでした。それはもうしみじみと。


ロングマン英和辞典

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関連リンク
Globish Dictionary - Globish.com
グロービッシュ単語1500語はここで確認できます。



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